手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

地元ろう協会長を直撃

2015-05-04 00:09:58 | 手話
地元の手話通訳者派遣制度、問題山積である。
なんとかしなければ、と思って、いろいろやってきたが、なかなか、改善できない。

なぜ、改善できないのか。市ろう協が弱いからである。
もっと具体的に書くなら、市ろう協の役員のみなさんが穏健派だからである。
もし役員のみなさんが、
「戦って権利を勝ち取ろう!」
という強い意思を持っていたら、高松市のように訴訟になっていたかもしれない。
訴訟になれば、高松市同様、聴覚障害者のみなさんが勝利するだろう。

しかし、だからと言って、「裁判で決着をつけよう!」なんて言う気はない。
誰が好き好んで裁判などやるものか。
裁判となれば多額の費用と膨大な時間が消費される。
多くの関係者が傷つく。
高松市だって、最初から裁判をやろうと考えていたわけではない。

市ろう協の会長であるTさんを直撃した。

「また、たいしか・・・」
Tさん、権利は戦って勝ち取るものやで!
「行政を相手取って裁判でもやろうと言うのか?」
いや、違う。話し合いや。
「何度も派遣者に話し合いの申し入れをしているが、いつも、逃げられるんや」
逃げないように、しっかり捕まえて、話し合うんや。
「たいしは過激だなあ・・・」
過激・・・そうか? 地元のろう者たちが“今のままでいい”と言うなら、俺は何も言わへんで。
「わかった。諦めずにトライしてみよう。たいしも協力してくれ」
もちろん!


T会長は調整型リーダー。敵を作らず、みんなの意見を調整して、対立がないように円満に運営していく。
だから、T会長の悪口を言う気はない。
ただ、海千山千の派遣者とやりあうには、ちょっと大人しすぎる。
時には、戦うことも必要なんや。