K.H 24

好きな事を綴ります

4コマノベル-4

2020-12-15 13:24:00 | 小説
【まえがき】
 僕は小学校2年生の穣井太蔵(わらい たいぞう)。お父さんは配送会社で働いている。名前はマスヲ。お母さんは泰子(たいこ)って名前で、大企業の社長秘書をしている。そして、優しいお姉ちゃん、僕より五歳歳上の中学1年生の好志奈(よしな)が居る。
 僕ら家族は、たまに周りの人達に変な目で見られてしまう。なんでなんだろう?疑問を持つ事になった。
第4話 伝言ゲーム
●1コマ目
 今日は火曜日、放課後、音流が僕んちに遊びに来
た。先ずは、宿題を終わらせて遊ぶ事にした。
 「あらぁ、太蔵ちゃん久し振りだね。お友達と宿題してたの?」
 お姉ちゃんが短縮授業だったみたいで、お姉ちゃんのお友達の魔虎(まこ)さんと木虎(きこ)の双子が遊びに来た。魔虎さんが聞いて来た。
●2コマ目
 僕と音流君は丁度、宿題が終わって何をしようか考えていた。
「ねぇ、太蔵ちゃん達も交えてトランプでもしようよ。ね、好志奈、5人くらいが丁度良いよね。」
 木虎さんが僕らを誘ってくれて、お姉ちゃん達とトランプをする事になった。
 ババ抜きと7並べをした。案の定、僕と音流君はお姉ちゃん達に惨敗した。
●3コマ目
 「次は、伝言ゲームにしない。この子達相手にならないわ。」
 僕のお姉ちゃんの好志奈は僕達にも容赦しないのだ。
「じゃあさぁ、姉妹同士の並びと、姉妹がバラバラになる並びで比べてみない?」
 と、言う事になり、木虎→魔虎→太蔵→好志奈→音流の並びと、好志奈→木虎→音流→魔虎→太蔵の2パターンで最初に間違えた事を伝えた人が罰ゲームの30秒擽りの刑を受ける事になった。
●4コマ目
 最初のお題は、『ムラサキシキブノシキモノ』で木虎→魔虎→太蔵→好志奈→音流の姉妹連続並びで、『ムラサキシキブノシキモン』に代わり、好志奈お姉ちゃんが間違えて、罰ゲームを受けた。
 2つ目のお題は、『Go to heaven』と英語で、好志奈→木虎→音流→魔虎→太蔵の姉妹バラバラ並びで、魔虎さんが『Go to hell』と間違えてしまい、罰ゲームを受けた。
 罰ゲームを受けた好志奈お姉ちゃんと魔虎さんはゲラゲラ笑い、擽ぐる僕達も大爆笑した。
おしまい( ◠‿◠ )

 五人並びでも間違って伝わるのにびっくりした。それと、姉妹同士でも間違うのに驚いた。でも、好志奈お姉ちゃんが擽られて、ちゃんと笑った事は安心した。

【あとがき】
 人の言葉は間違って伝わり易いものだ。ましてや、考えを言葉にして伝えると、益々、間違えた伝わり方になってしまう。
 これは恐らく、一人一人が物事の捉え方に癖があるからだろう。伝えると言う日頃の行為は決して簡単なものではないのだ。
 良い子のみんな、自分が伝えたい事がだんだんと形を変えて伝わって行く事は当たり前なんだよ。そうなってしまう事に不安や怒ったりはしないでね。罰ゲームみたいに笑ってやり過ごすと良いよ。アハハ、アハハ、じゃっあねぇ〜バッイバァーイ!