こんばんは。
秋田県横手市十文字町の宅配弁当、オードブル「紅玉」の『たかはしもとい』です。
営業日時については下の方の営業日カレンダーをご覧下さい。
また3月11日がやってきました。
あの日は雪の降る寒い日でしたが、14年目の3月11日は青空が広がって長閑な春の日でした。
2011年3月11日の午後のことは忘れられません。
突然鳴り響いた奇妙な携帯電話の通知音と「緊急地震速報」のショートメール。
その直後から突き上げるような揺れが起こり、厨房に駆け込んで社員に火の始末と外への退避を告げましたが、皆慌てふためいて冷静な行動が取れない様子でした。
急かすようにして皆を外に出してから、お客様がいないか確認しに2階に上がった直後から揺れは更に強さを増して、建物が軋み、壁に亀裂が入り始めました。
いつ止むのか心配になる程長い揺れに紅店長と共に顔を見合わせ、揺れが治るのを待っていましたが、おそらく2〜3分あるいはもっと揺れていた様な気がします。
とにかく信じられない、悪夢を見ているような感覚でした。
その後の津波による甚大な被害は、今も全ての日本人が忘れることが出来ない出来事です。
私にもそのときに亡くした経営者仲間がおり、そのことを思い返すと悲しみが湧いてきます。
後日、その最後の時を目撃した人々の話を聞くにつけ、自分の住む地域を、自分の会社を守ろうとして、最後まで持ち場で力を尽くした彼らのことを忘れず、更に後の人にもバトンを渡すように伝えていきたいと思います。
発災から今日に至るまで、私には忘れる事ができない事があります。
当時の報道で両親を失った子供の存在を知りました。
両親がいなくなってしまったことに泣きじゃくっているその様子をみて、私に何かが出来ないかと考え、まずは募金を始めました。
信頼できる寄付先として「あしなが育英会」を選び、東日本大震災遺児への支援として寄付することとして、2011年に生まれた子供が20歳を迎える2031年まで続けようと決めています。
昨日は一年分の募金を集めて寄付してまいりました。
依頼人は「紅玉」と書かせて頂きましたが、これはご寄付下さった皆様一人ひとりの志しを代表させて頂いたものと心得ております。
ご寄付下さった皆様に感謝申し上げるとともに、
東日本大震災をはじめとする様々な自然災害の中で亡くなられた全ての方のご冥福をお祈り申し上げます。
そして、特に、最後の瞬間まで会社と陸前高田の街を守ろうとした山十の伊東進太郎君と酔仙の村上芳郎常務に、同志として、深くご冥福をお祈り申し上げます。
安らかにお眠り下さい。
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