ばあ様

今日はＮＨＫの収録（自転車移動）。

そして自転車で思い出した!

先日の話し。

四谷三丁目の交差点で自転車に乗り、信号待ちをしていると、

「やさしいわねぇ～!あらまっ!何てやさしいのかしらぁ～!」

、と言いながら僕の顔を撫でてくる、白髪のちっちゃい゛ばあ様゛に出会った。

もちろん、ビックリした僕だったのですが、゛ばあ様゛は隙を与える事なく喋り続けたんです。

「横向いてごらんなさい!、、あらまぁ～、横顔もやさしいわねぇ～」

と、白髪の゛ばあ様゛は言い、

「坊やは何してる人なんだい？」

「坊やはみんなに愛されているよ」

「坊やは将来凄く偉くなるよ」

、と、とにかくベタ褒めしてくる謎の白髪゛ばあ様゛なんです（坊やという年頃では無いですが）。

その後、

「第二次世界大戦の話し」

「集団そかいの話し」

「東大紛争の話し」

「新宿伊勢丹は昔、米兵専用のデパートの話し」

「゛ばあ様゛の息子が６０歳で独身の話し」

「遺産を巡るトラブルの話し」

「石原裕次郎の話し」

「一緒にプリクラを撮ろうと言う提案の話し」

と、数々の話しが飛び出し、

その間、゛ばあ様゛は゛ぎゅっ゛と僕の自転車のハンドルを握ったままだった。

゛ばあ様゛の手がハンドルから離れた時、゛ばあ様゛は話しを終え、満足そうな笑みを浮かべ

「坊やは本当にやさしい!坊やは不思議な子！」

と言って伊勢丹方面に帰って行ったんです。

不思議な子、、、

゛ばあ様゛の方が不思議！