工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

「与 勇輝展」昭和メモリアルは、ノスタルジーに満ちた感動の人形展!

2011年09月13日 | Weblog
高島屋グランドホールで  「与 勇輝展」昭和メモリアル、の人形展展が26日まで

開催されています。

今回は、“昭和・メモリアル”ということで、戦中戦後に少年時代を送られたご自身の

記憶を元にだんだんと遠退いて行く「昭和」を残しておこうと創作されたとのことです。

新作が57点は“昭和の懐かしい時代”の子供たちが展示され、ライフワークになさって

いる、明治から昭和のはじめを時代背景にした代表作もあり、110点が見られました。

入口に、昭和天皇とマッカーサーの人形がありました。

昭和時代の子供達の人形の表情、しぐさ、着ている物など、まさに昭和のノスタルジーに

あふれ、素晴らしく、感動の連続でした。

涙したのは、「姥捨山」の人形で、深沢七郎の「楢山節考」の小説の一シーン

雪の楢山へ欣然と死に赴く老母おりんを、孝行息子辰平は、胸のはりさける思いで背板

に 乗せて捨てにゆく。残酷であっても、それが貧しいの掟なのです!

最後に、息子が老いた母親を抱きしめ、母親もひざまずいて、愛する息子を抱きしめて

いる様子、辺りは雪が降りしきり、断腸の思いの息子の表情、老いた母親は、

息子に抱きつき、顔は見えません! 別れの切なさに溢れたその仕草! 

思わず涙してしまいました!

人形が感動を与える、優れた芸術になると、「与 勇輝展」を見て思いました。


ポスター






最新の画像もっと見る

コメントを投稿