工房八重の部屋

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「美しい日本の言葉と古典」の講座で、日本語の表現の美しさを学んだ!

2010年11月11日 | Weblog
山科アスニー10日の講座は、京都産業大学、文化学部教授、小林氏による

「美しい日本の言葉と古典」でした。

和歌などは、高校時代にならったくらいで、縁がなく、今は、判読不能と思っていました

が、説明されると、短い文章のなかに、背景が浮かんできて、日本語の美しい表現が

理解出来ました。

信長や秀吉の時代に、日本に滞在した、ルイス・フロイトによると、「ヨーロッパでは、

言葉の明瞭であることを求め、曖昧な言葉を避ける。

日本では、曖昧な言葉が1番優れた言葉で、もっとも重んじられる」と説明されました。  


和歌の解説のなかで、

藤原俊成

「吉野山花のさかりや今日ならむ、空さへにおう峰の白雲」

の歌のなかで、、空さへにおうの文章は、1面の桜に満ちあふれ、桜の

香りにみちあふれた情景が、浮かんでくるとのことです。

日本語の表現の仕方は、多様でむつかしい!

若い時は、西洋文化の素晴らしさを感じていましたが、年齢のせいか?

住んでいる京都のせいか? 日本独特の文化の美しさを、感じるように

なっています。

フランス語を話しているのを、パリで初めて耳にした時に、なんと美しい、音楽

のような、イントネーションの言葉だと、感じました。

ヨーロッパの、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアと、隣接している国では、発音が

違う言語です。    日本の場合は、どうでしょうか?

日本の隣国の、中国や韓国の言葉の発音は、耳障りで、美しくは、聞こえないのですが

日本語は、外国人から聞いたら、美しい発音の言葉に、聞こえるのでしょうか?

と、疑問がわいてきました。

日本は、島国で、外国の植民地になったり、侵略された経験が少ないという

歴史のせいか、穏やかな性格の国民性なので、住み心地が良いと、京都に住む外国人

の感想とか! 日本語も、おだやかな表現の言葉だと、感じます。

今回の講座で、日本語の表現の美しさを、あらためて感じさせられました。



11月の山科アスニーの講座


京都産業大学、小林教授


大学の講座は、パワーポイントなどのソフトを使用し、視覚からの講座が
今は、必要なアイテムだとか! 


雨の表現も、多様! 外国人からは、日本語は、むつかしい言語だと、思います。


書く文字は右から左に書く! (縦に書く場合)
現代では、横に書く場合は、外国と同様に、左から右へと、なっています。
ひらがなの文字は、空白で、美しさを出している!
外国車のカタログは、先頭が、右


日本車の場合は、先頭が、左


魚の頭やお箸の頭も左  日本独特の決まりがある!


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