工房八重の部屋

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法住寺の深紅の梅は白い竜宮風の門に映えて春の気配!

2012年03月17日 | Weblog
今年は、大河ドラマの清盛の影響があるゆかりの地が注目されています。

後白河法王の院御所・法住寺殿跡地にあるゆかりの法住寺は、現在は敷地もせまく

かっての法住寺殿の面影はありませんが、法王の妻の建春門院が梅を愛したため、

法住寺殿には多くの木々が植えられていたということです。

今も境内には紅白の枝垂れ梅など20~30本あり、一部は今が満開でした。

一本の梅に、薄紅色と白の梅が咲く、「思案梅」と名づけられている梅は、

まだ蕾でしたが、中国風の門脇の、深紅の梅は白い竜宮風の門に映えて、

春の気配が感じられ、鮮やかな紅の梅は、華やかで可憐な風情でした。

法住寺の前は、三十三間堂です。

かっての法住寺は、平安時代中期に藤原為光によって創設された天台宗の寺。

法住寺は、大きな寺領を持っていました。

後白河法皇が御所の法住寺殿を作ると共に、自分の死後を守る墓を、

法住寺の敷地内に作りました。

墓に対峙するように、蓮華王院(三十三間堂)を、御所を守る新日吉神宮・熊野神社を

移し、政務をする政庁までもを含んでいた。

後白河法皇は法住寺殿で院政を司りましたが、木曽義仲の焼き討ちで焼失しました。

年月を経て法住寺殿はその名前や所管を変えましたが、法住寺にちなみ、

その名を残すために現在ある「法住寺」が造られたとのことです。


三十三間堂境内にある法住寺殿の説明文


法住寺門


門脇の白梅


境内


門を入った中にある枝垂れ梅


薄紅色です


一本の梅に、薄紅色と白の梅が咲く、「思索梅」と名づけられている梅は、
まだ蕾でした。


「思案梅」の満開の状態の梅は、ネットからの写真


旧御陵正門


中国風の門脇の、深紅の梅は白い竜宮風の門に映えて、春の気配が感じられました。


鮮やかな紅の梅は、華やかで可憐な風情でした。


門の前からは南大門が見えます。
南大門は豊臣秀吉が文禄4年(1595)に造立した「大仏殿方広寺」(現・国立博物館一帯)の南門と伝えられています。










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