工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

橋本関雪の邸、アトリエの白沙村荘は1haの広大な敷地です

2009年10月02日 | Weblog
橋本関雪展を見て、久しぶりに橋本関雪邸、アトリエのある白沙村荘に行く事

にしました。今年の三月に茶室が火事で全焼し、どんな風に変わってしまったの

でしょうか? 白沙村荘は1haの敷地に庭園や茶室、存古楼という画室があり

関雪の作品や古美術収蔵品を展示するギャラリーがあります。

日本画家として、昭和、大正に活躍した、関雪さんは水田であった頃に6~7回

に渡って、買い広げ、銀閣寺付近の新居に移り住んだのは大正5年の事です。

庭の作庭の設計は関雪さん自身がたずさわり、平安、鎌倉期のすぐれた石塔や

石仏が配された、広大な庭です。個人でこれだけの庭を、作るなんてすごい!!

前を流れる疎水の桜を植えたのも、関雪画伯ということで、疎水の桜は

今は桜の名所となり、関雪桜と言われています。


白沙村荘 橋本関雪記念館の入り口の門


1haもの広大な敷き地の庭園です。庭を設計した関雪画伯の美のセンスは
優れたものです。


入り口から池へと流れる川やカヤ葺きの門がある


萩の花が満開でした


茅ぶきの茶室  池の向かいにあった2つの茶室は焼けてしまい、あとかたもありません。
以前は茶室は見学できましたが、今は、茶室に到る道は入れないようになってます


深山の中にいるような趣の庭園です


住居と池 いまでも子孫が住んでいるとのこと! 庭に面した座敷は食事処に
なっています。隣接した別館で、はしもと、ノアノアという店も経営してます。


存古楼は画室であった建物。3階に楼があります。住居と廊下でつながっている。


存古楼内部の画室  内部は入れます。


ギャラリーに行く路にある、趣のある門 個人で、これだけの庭と邸宅作った
ことに、感嘆させられます。


庭園内にお堂までありました。


舞台石 なんのためにあるのでしょうか?  ただの庭石?


存古楼と苔むして、趣のある門


芙蓉池


芙蓉池と橋 白沙村荘は銀閣寺へ行く道にあるのですが、観光客も少なく静かです