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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015050801001645.html
宮崎、鳥越氏らが共同代表に就任 辺野古阻止へ基金参加
2015年5月8日 20時51分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する地元経済人や有識者らでつくる「辺野古基金」は8日、共同代表にアニメ映画監督の宮崎駿氏とジャーナリストの鳥越俊太郎氏が新たに就任すると明らかにした。
報道写真家の石川文洋氏も新たに就任する。共同代表はほかに、菅原文太さんの妻文子さんや元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏ら6人。
宮崎氏はスタジオジブリを通じ、辺野古阻止を目指す基金を「支援するしかないと思った」とのコメントを出した。
基金は、辺野古反対の考えを国内外に発信するため4月9日に創設。寄付金総額は5月7日時点で1億4千万円を突破した。
宮崎駿氏 鳥越俊太郎氏
宮崎駿氏共同代表へ 「沖縄の覚悟支援するしかない」
宮崎駿氏 |
米軍普天間(ふてんま)飛行場の沖縄県名護市辺野古(へのこ)への移設阻止を目的に設立された「辺野古基金」の共同代表に、映画監督の宮崎駿氏が就任する意向であることが分かった。宮崎氏は八日、共同代表への就任について、スタジオジブリを通じ「沖縄の人たちがそういう覚悟をするなら、支援するしかないと思いました」とのコメントを発表した。
宮崎氏は米アカデミー名誉賞を受賞するなど、アニメ映画の監督として世界的に高い評価を受けている。
同基金幹部は「名前を連ねていただけるのであれば大変にうれしいことだ」と述べ、今後、正式に就任要請する考え。
宮崎氏は昨年、反対運動をする人たちに向け「沖縄の非武装地域化こそ、東アジアの平和のために必要です」とした直筆の文章を寄せている。
宮崎氏は二〇〇二年に「千と千尋の神隠し」がベルリン国際映画祭でアニメーションとしては史上初の最高賞の金熊賞を受賞したほか、〇三年にアカデミー賞長編アニメ賞も獲得。「ハウルの動く城」などでも同賞にノミネートされた。
一四年には日本人監督として一九九〇年の故黒沢明監督以来二人目となる名誉賞をアカデミー賞主宰の米映画芸術科学アカデミーから贈られている。
辺野古基金の共同代表にはこれまで元外務省主任分析官の佐藤優氏、俳優の故菅原文太さんの妻・文子さんが就任。同県出身報道カメラマンの石川文洋氏の就任も決まっている。
佐藤氏は「宮崎さんの就任を大変歓迎している。国際的に著名な方が名乗りを上げてくれたことで、辺野古に基地をつくってはいけないという運動の正当性を国際社会に強く訴えられる」と話している。
◆辺野古基金の振込先
辺野古基金の主な振込先は次の通り(店番号-口座番号)。送金先はいずれも「辺野古基金」。
▽みずほ銀行那覇支店 693-1855733
▽ゆうちょ銀行 708-1365941
▽沖縄県労働金庫県庁出張所 953-3406481
▽琉球銀行県庁出張所 251-185920
▽沖縄銀行県庁出張所 012-1292772
▽沖縄海邦銀行県庁内出張所 102-0082175。
問い合わせは基金事務局=電098(943)6748=へ。