道内で子育て中の母親らでつくる「安保関連法案に反対するママの会@北海道」が9日、安全保障関連法案の廃案を目指す集会とパレードを札幌市内で開いた。子どもを連れた30~40代を中心に約300人が参加し、「子どもを戦地に行かせない」などと訴えた。

 同会は7月に発足。SNS(会員制交流サイト)のフェイスブックで参加者を募り、初めて開催した。

 大通公園で行われた集会では、母親3人がマイクを握った。札幌市南区のパート田中綾子さん(36)は「戦争が起きる心配なんてしたくない。子どもが伸び伸びと羽ばたける未来をつくろう」と呼び掛けた。

 パレードでは「子どもの笑顔が平和の証し」「武器を持たずに手をつなごうよ」などと叫びながら、同市中心部の約1キロを行進した。