名古屋岩の上教会の声明およびスタンディング告知(拡散歓迎)
私たちの教会は、戦争法制に他ならない安全保障関連法案の衆議院における強行採決に反対し、同法制の廃案を求めるために政治的ディアコニア室を設置し、市民と連帯して具体的な抗議活動を始めました。来たる8月9日0:30~13:00、教会としての意思表示をなすため302号線「小坂小学校北西交差点」にて教会単独でスタンディングを行います。それに先立って、私たちの教会の基本的考えを下記に表明致します。
名古屋岩の上教会の戦争法案に対する声明
2014年7月、安倍内閣は、集団的自衛権行使の容認を閣議決定しました。この度、この閣議決定にもとづき安全保障関連法案と称して11本の戦争法案を衆議院において、圧倒的多数の憲法学者たちの違憲であるとの声を無視し、また、80パーセント以上の市民が法案成立は拙速に過ぎるとの声をも無視して強行採決しました。これに強く抗議致します。...
戦争は、人間の生命を軽んじます。私たちの憲法によっても高らかに宣言されている人類普遍の価値である基本的人権をも軽んじ、人間の尊厳そのものである思想や信教の自由を弾圧します。私たちの憲法は、先の敗戦の痛切な反省の上にたって成立したものであり、戦争を放棄したことを内外に誓っています。
そもそもこの法案は、現憲法が明白に禁じる憲法違反です。憲法とは、国の最高法規であり、それは、内閣や国会議員他が自分勝手な政治を行わせないために縛りをかけるためのものです。もし、国民の声を代表すべき政治家があくまでも自分たちの主張を貫いて法案を成立させるなら、立憲主義を破壊し、民主主義を形骸化させることになります。およそ政治の名に値しない独裁と言わざるを得ません。
私ども日本キリスト改革派教会は、先の大戦においてキリストの福音を大胆に証しし、神の真理を貫けず、むしろ政府の政策に協力し、戦争に加担した罪責を負っています。私ども名古屋岩の上教会は、神と人々の前に二度と同じ罪を繰り返さないことを誓って新しく創立した教会の志を継承し、教会と国家の頭でいらっしゃる主イエス・キリストの「平和を造り出しなさい」とのご命令に従います。よって、ここに戦争法案の撤回を強く求めます。
主の2015年8月9日
日本キリスト改革派教会 名古屋岩の上教会小会 議長・牧師 相馬伸郎
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画像by相馬伸郎牧師FB
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