赤城山において、黒檜山(標高、1,828 m)は山頂から俯瞰的展望が楽しめる最高峰である。
この日は、またと無いような登山日和であった。途中、県道4号(赤城道路、前橋ー大沼)では、地蔵岳へのかつての登り口であった一杯清水付近で車を止め、道路沿いの紅葉を眺めてみた。この付近で、色の変化が盛りを迎えていたからだ。


このときは、道路の真ん中で三脚を構えて紅葉を撮っている人に出くわし驚いたことを、今でも覚えている。
大沼周辺の駐車場に車を置いて黒檜山に向かった。この山には、その年は数回ほど登ったが、登山ルートはすべて北面側(裏側、花見ヶ原キャンプ場から)であった。今回は南面(大沼側から)の直登ルートを歩いた。ルートの標高差は約450 mである。登山道には石や岩が多く登り難い箇所もあるが、大沼や南面での紅葉を見ながらの登りは楽しい。
黒檜山の登りにて、大沼の対岸には地蔵岳がある(山頂に電波中継所)。10時頃)。

南面での紅葉。

「余談」北面での登山ルートには展望がないと、一部のガイドブックに書かれている。しかし、シラカンバやダケカンバの大木に囲まれての森林浴ができる。このルートは、勾配は緩やかであり登り易い。ただし、頂上手前の尾根付近から、ややきつくなる。距離は約4km(登り約2時間、下り約1.5時間)であるが、つつじの開花時期はその距離が気にならなくなる。
さて、黒檜山では、山頂の先に見晴らしが良いスポットがある。この日は、西や北方向の眺め極めて良かった。山にはツアーグループなど多くの人々が登ってきた。

西方面(直下)を見る。左の山は鈴ヶ岳である。奥には子持山が映っている。また、大沼から北側を下る北面道路も見える(午後1時頃)。

子持山のクローズアップ。

皇海山(中央、台形の姿)を望遠で撮ってみた。山は、地蔵岳の山頂に立つと黒檜山に隠されるので見えない。皇海山の右には、鋸山がある。その奥に男体山や女峰山が見える(ここでは一部しか映っていない)。

日光白根山(最奥)は、幾重かの山並みの上に見ることになる。

日光白根山と皇海山との位置関係。

左から、武尊山、笠ヶ岳、至仏山(最右)である。

尾瀨のシンボルである至仏山と燧ヶ岳(双耳峰)を同一アングルで撮ったものである。燧ヶ岳の右に、なだらかな山の形が少しばかり映っているが、これは会津駒ヶ岳である。
燧ヶ岳と会津駒ヶ岳。
谷川岳山頂には、厚い雲がかかっていた。このような写真を撮ることができるのも、黒檜山で眺めるからだ。
黒檜山の山頂では、ツツジを除いて紅葉は終わっていた。奥には小沼と長七郎山や地蔵岳が映っている(逆光、午後2時半頃)。

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移転前のブログ記事の改訂復刻版。その後、わたくしは黒檜山でこれ以上の展望に出会っていない。
撮影、2009年10月22日、EOS 50D、EF 70-200 mm F4L、RAW画像の再現像(10月19日)。