瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その10

2021年01月02日 18時41分48秒 | クリスマス
皆様、こんばんは。
ニュースで連日最多感染者数を更新しとりますが、実業団&箱根駅伝は例年通り開催だそうで…テレビマスコミは首相の会食を熱心に叩く一方、自分達の行動は全く省みないのな。
集団マラソンは感染の危険が高いって医師から言われてんのに、集まって動く人数考えたら首相の会食どころじゃないだろう。
無観客でやれば良いってもんじゃないぞ。(テレビで観たら集まって声援してるし)
紅白だって大人数のグループは密を理由に選ばなきゃいい。
自分とこの批判は封じて、他者への批判は煽る垂れ流す乗っかる。
日本のテレビマスコミは下手すりゃ政府より強い権力握ってると思う。
毒吐きはここまでにして、ミス・メリーからの手紙を読みましょう。

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 日本では正月休み明日で終わりですって?
 短いわねぇ~。
 こんな時期だし休み多目にしてくれたら良いのに。
 熊さんみたいに冬眠でもしたいわ。
 な~んて腐るのは止めて、明るくクリスマス・スイーツの紹介しましょ!
 今夜採り上げるのは、ドイツのレープクーヘンよ
 
 レープクーヘンは蜂蜜と数種類のスパイスを混ぜて焼くのが特徴のドイツの郷土菓子、第3回に紹介したポーランドのピエルニキ同様、ジンジャーブレッドの一種なの。
 ジンジャーブレッドの一種と言っても、レープクーヘンの場合、ジンジャーが取り分け目立つって事もないわ。
 アニス、カルダモン、クローブ、コリアンダー、シナモン、ショウガ、ナツメグ等々、数種類のスパイスを調合する事で、独特な風味を生み出すの。
 まるでカレーね。
 地方によってはスパイスの他に、アーモンド、クルミといったナッツ類、更にオレンジピール、レモンピール等のドライフルーツも入れられるわ。
 忘れちゃいけないのが蜂蜜!他の材料は無くてもウチの味で許されるけど、蜂蜜抜きのレープクーヘンはカレー粉抜きで作ったカレーライス。
 そもそもレープクーヘンの歴史を辿ると、紀元前に食べられてた蜂蜜パンに行き着くそうよ。
 古代のエジプト人やローマ人は、季節の節目や冠婚葬祭といった特別な日に、蜂蜜を塗ったパンを焼いて食べてたって、記録が残ってるんですって。
 レープクーヘンが今の様な数種のスパイスと蜂蜜入りの焼き菓子になったのは中世の頃で、ドイツ周辺に存在した修道院が強く関わってるみたい。
 当時の修道院ではスパイスを飲み薬に使ってたの。
 でもそのまま飲むんじゃ刺激が強過ぎるわよね?
 だから飲み易くする為に、蜂蜜と合わせて処方してたそうなの。
 修道院では蝋燭を蜜蝋で作る為に養蜂してたから、蜂蜜はたっぷり有ったのね。
 スパイスに蜂蜜…これに粉を加えれば、お菓子が作れそうじゃない?
 神に仕える修道士や修道女だって甘いお菓子は大好きですもの、材料が揃った時点で作り始めたわけ。
 粉と蜂蜜と数種のスパイスを混ぜてクッキーにすれば、非常食として蓄える事も出来る――こうして生まれたのがレープクーヘン。

 現在のレープクーヘンはケーキだったりクッキーだったりパンだったり、同じドイツ内でも各地域によって様々な形に焼かれるわ。
 クッキーも、歯が立たないほど固い物、もっちりヌガーみたいな物、しっとり柔らかい物…等々、食感色々。
 そんな形の定まらないレープクーヘンだけど、国の法律で最低限の品質が定められてる所が如何にもドイツっぽいわ。

 日本でドイツのクリスマス・スイーツと言えばシュトレンが有名だけど、ドイツの人にとってはレープクーヘンの方がポピュラー。
 何といってもクリスマス・ツリーに吊るすオーナメントもレープクーヘンで作るくらいだもの。
 ハートや星の形に型抜きしてアイシングやチョコでデコレーションしたカラフルなレープクーヘンは、ドイツのクリスマス・マーケットの名物になってるわ。
 ちなみにグリム童話に登場するお菓子の家、あれもレープクーヘンで出来てるんですって。
 ドイツではレープクーヘンを組み立て作る家を、プフェッファークーヘンハウスって呼ぶらしいわ。
 
 日本でよく見られるレープクーヘンの殆どは、スパイス風味のクッキーじゃないかしら?
 それかチョコがけしてあるソフトクッキータイプの物とか。
 どんなレープクーヘンを入手してくるか楽しみにしてるわよ、暇人のブログ主さんv

 それじゃあ今夜のクリスマス・ソングを紹介、去年も歌ったけど、ドイツと言えばやはりこの歌——もみの木(O Tannenbaum)よ♪
 オリジナルはドイツ北部に古くから伝わる民謡だけど、今回は歌い易い様に、翻訳家で童謡詩人の中山知子が作詞した日本語バージョンを紹介するわ。
 今夜のメリーの話はここまで、また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪』

――以上、ミス・メリーからの手紙でした。
それではこちらを参考に、二年続きではありますが、ミス・メリー紹介の「もみの木」日本語バージョンを歌いましょう!



【もみの木(O Tannenbaum)】




樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪
樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪

輝く♪ 夏の日♪
雪降る♪ 冬の日♪

樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪


樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪

喜び♪ 悲しみ♪
優しく♪ 見守る♪

樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪


樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪

雨にも♪ 挫けず♪
風にも♪ 折られず♪

樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪


ドイツ人のヨハン・アウグスト・ツァルナックと、エルンスト・アンシュッツが共同で歌詞を付けたバージョンも宜しければ…


O Tannenbaum,
O Tannenbaum,
Wie treu sind deine Blätter!

Du grünst nicht nur zur Sommerzeit,
Nein auch im Winter wenn es schneit.

O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Wie treu sind deine Blätter!


O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Du kannst mir sehr gefallen!

Wie oft hat schon zur Winterszeit
Ein Baum von dir mich hoch erfreut!

O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Du kannst mir sehr gefallen!


O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Dein Kleid will mich was lehren:

Die Hoffnung und Beständigkeit
Gibt Mut und Kraft zu jeder Zeit!

O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Dein Kleid will mich was lehren!


【訳】
おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
お前の葉は変わらず在り続ける!

夏だけでなく
雪の降る冬でも青々と繁る

おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
お前の葉はなんて瑞々しい!


おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
私は心からお前を愛す

冬に幾度となく
お前は私を深く喜ばせてくれた!

おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
私は心からお前を愛す


おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
お前の衣が私に教えてくれる

希望と永続、
快さと力とを、どんな時も

おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
お前の衣が私に教えてくれる




↑ミス・メリーに頼まれて、パンドーロと一緒にベーカリー「ジョアン」にて買って来たレープクーヘンです。
ジンジャーマン、星、クリスマス・ツリーと、形が可愛いですね。
オーナメントにして吊るせるよう、包装袋にリボンが付いてました。
蜂蜜とスパイスの甘い香りが袋を通しても凄い香って来ましたよ。
持った感触から固そうに感じたんですが、歯が立たない程ではなかったです。
スパイスも日本人好みにか抑え目で、ドイツ人が食べたら物足りなく感じるかも…でも美味しかったし、分厚いので1枚で満腹になりました。


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