瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~未来警察ウラシマン~

2007年10月28日 17時02分56秒 | アニソン
――奴が噂のウラシマン♪




チャーーン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

チャーーン♪――チャンチャンチャンチャン♪

――ズキュウーーーー……ゥゥウン!!!

タララァ~~~~タララァ~~~~♪――チャンチャンチャンチャン♪チャンチャンチャンチャン♪

ときめくここぉろぉ♪ もしも失くしたぁ~らぁ♪(フッフゥ~♪フッフゥ~♪)

見えないのさぁ~♪ 空には何もぉ♪(フッフゥ~♪フッフゥ~♪)

不思議な青いビーィムゥ♪ 輝いてぇ~♪ 君ぃのぉ~♪

体ぁ~♪ フワリとぉ♪ 夜空にぃ…♪

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

耳を澄っまっすのぉっさぁ♪

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

ウェイカァップ♪(ウェイカァップ♪)

スクリューが回るぅ~~~~~~~♪
               スクリューが回るぅ~~~~~~~♪

(ッハァーーーー♪)

ミッナイッサブ・マリィン♪

君と乗りたいのさぁ~♪

摩天楼♪ 飛越えってぇ♪

遥かな時間の国ぃ~へっとぉ♪

ミッナイッサブ・マリィン♪

君を呼んでるのさぁ~♪

夢より遠ぉい~♪ せかぁ~い~~~~~♪

――チャンチャンチャ~チャチャン♪




1983年1/9~12/24迄フジ系で放映、タツノコプロが制作したTVアニメ。
最初毎日曜18時~だったのが、何故か13話で毎土曜18時30分~と、放送時間帯を変更している。
最終回はタイミング良くクリスマスイブに放送されました。
そんな訳で作中に於いても、クリスマスイベントが取り入れられてたり。
同じくクリスマスに最終回を迎え、作中で効果的に取り入れてたアニメと言えば、『ママは小学4年生』が有名ですが…リアル暦と作中の暦がぴったり合ってると、印象深くって良いよなと思う。

OPタイトルは『ミッドナイト・サブマリン』、作詞は康珍化氏、作曲は鈴木キサブロー氏、編曲&歌ってるのはHARRY…本名は「木村昇」と言う方らしく。
歌、詞、曲、映像、四拍子揃った名OPだと思う。


ときめく心 もしも失くしたら
見えないのさ 空には何も


いや正にその通りで…このフレーズに先ず心持ってかれた。
2番がまた良いんですよ!


自然に涙落ちて 来るけれど 君は
未来 選んだ 冒険者


ちゃんと歌詞内容が、作中にメッセージとして篭められてる。
映像も同じで、「考える人」とか「スフィンクス」とか色々出て来るけど、ただ格好良さ狙ってのイメージじゃなかったらしく。
この辺りは後述するとして…。
兎も角、個人的に80年代前半を代表するアニメOPだと考えてる。


西暦1983年――物語は、1人の青年がパトカー数台に追われている場面から始まる。

隣のシートには1匹の猫が居る。
追われている訳は解らない。
青年の素性も解らない。

視聴者の疑問をそのままに、突如車は光に包まれ、2050年の大都会『ネオトキオ』にタイムスリップ。(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年公開…ひょっとしたら、この作品が案として使われたのかもと…)
その時受けた衝撃で、青年は過去の記憶を一切失くしてしまう。
右も左も解らない世界で、何故か青年は機動メカ分署『マグナポリス38』分署長『権藤警部』に見込まれ、なし崩しに機動刑事『浦島リュウ』となる。

権藤警部の思惑、それは――

「物理法則に逆らい、過去から未来へ転移した影響から、青年は超能力者『ウラシマン』になったと考えられる。
 その力をネオトキオで暗躍する犯罪組織『ネクライム』対抗の策に使いたい」

――というものだった。

かくして青年『浦島リュウ』は、権藤警部、二枚目半の相棒『クロード』、元見習いシスターのブリッコ娘『ソフィア』と共に、ネクライムの野望に立ち向うのであった。

しかし…ネクライム総統『フューラー』は、リュウを倒そうとはせず、頻りに自分の傍に連れて来ようとする。

「一体総統はどうして、あんな男を気にするのか?」

虎視眈々と総統の座を狙うルードヴィッヒは、秘密を突き止めようと探りを入れるのだが…。


とまぁ…こんな感じの粗筋。

・果たしてリュウの素性は?
・リュウとフューラーの関係とは?
・リュウはどんな超能力を秘めているのか?

何時かこれらの謎が、作中の中で少しづつ明かされて行くのだろう…視聴者は誰しもがそう思ってた訳ですが…。

ぶっちゃけ「リュウとフューラーの関係」以外、曖昧なまま終ってしまいまして。(笑)

これには大人の事情が絡んだらしく。

当初考えてた設定では、フューラーの正体は「過去に戻れたリュウの67年後の姿」というものだったそうな。
しかしスポンサーからクレームがついた為に、「別人」設定にするしかなかったらしく。


「ウラシマンの最初のストーリー展開では、リュウとフューラーは同一人物だったんですけど…正義の味方と悪党の親分が同一人物だというのはマズイと却下されまして。
 その設定で何をやりたかったのかと言えば、自分自身との対話なんですよね。
 誰でも何処かに暗い部分を隠している…それを見ちゃった人間が何を選ぶのか…最終回の展開は、それを言いたかった。
 未来に行って自分の悪い姿を見るというのは、凄い地獄だと思うんですよ。
 でもそんなに深刻になるな。
 在るがままに…今の自分が大切で、本当の『自分』なんだと。
 考える人より行動する人になろうよ。
 スフィンクスは人間を罠に嵌めて食おうとするけど、罠に嵌っても食われなければ良い。
 1回や2回の失敗は気にせず、もっと大らかに生きよう。
 …というのをこの作品でやりたかった訳で、OPのイメージにもしたんです。」(真下耕一監督談)


このインタビュー読んでから最終回観ると…成る程な~と思える。
しかし残念ながら設定が許されなかった事で、作品はオチを失くしてしまってるんですよ。(汗)
苦肉の策として「血を分けた兄弟」としてますが、別人で在る事には変り無く。
…もしも許されてたら、アニメ史に傑作として名を刻めたに違いなく…物凄~~く残念に思っちゃうんですよねぇ。

だからと言って面白くなかった訳じゃなく、「未来ポリスアクションもの」と観れば、非常に面白い娯楽作品でした。
巨大ロボットアニメ全盛の時代だったから、巨大ロボットが主役でないSF作品は、かなり新鮮に感じられたし。
正直タイムスリップとか超能力とか、本来主軸で在ったパーツが絡まない方が、面白く感じられたという。(笑)
結果としてタイムスリップなんかせずに、元から未来ポリスマ~ンな設定でやった方が良かったんじゃねぇかと。(苦笑)

キャラの表現が非常に秀逸でした。
強いのか格好良いのか曖昧な主人公のせいか、脇役キャラに自然と目が向きましてな。(笑)
敵役の1人1人も主役張れそうなほど魅力的に感じられたです。

リュウとクロードとソフィア、3人の関係も好きだったな~。
毎回の掛け合いが如何にも仲間してて楽しめました。

33話『フューラーの真実』だったか?
自分とフューラーは同一人物かもしれないと落込むリュウを見て――


ソフィア「私、リュウに体許してきちゃう!」
クロード「寂しくなった時女抱きたくなる様な奴は、本物の男じゃないぜ。」


――この会話には痺れた。

しかし夕方6時台に放送するアニメで、こんな過激な台詞が許されるとは…!

つくづく大らかな時代だったんだなぁと…。(未だビデオが普及してない時代だったしね)(笑)


80年代アニメらしく、好き勝手やってる演出&作画が、観ていて心地好いのです。
悪く言えば行き当たりばったりの「いいかげん」なのですが。(笑)
作画のクオリティで選ぶなら、26話『ネオトキオ発地獄行き』。
『幻魔大戦(1983年上映)』で名を売った「なかむらたかし」氏が作画監督を担当してまして、アクションが非常に巧いのです。
特に岩の砕け散り方の表現が巧く、同業者から「岩石崩しのなかむらたかし」と呼ばれてたそうで…何か武人っぽいネームで格好良いですな。(笑)
演出で選ぶなら、特に32~34話の連作かな~。
チャップリンの無声映画ノリな演出が楽しくて笑った。


今観るとツッコミ所がかなり多い話なのですが(特に終盤)、もしも興味持たれた方は、丁度ヤフー動画11/2迄無料配信されてますんで、この機会に是非!
OPだけでも観てくれいと薦めさせて戴く。
EDもイカシてるぞ!


ネ~オ~ト・キオ♪
奇跡と言う名のパラ~ダ~イス♪


今迄放映されたアニメ中で比較しても、OP&EDの格好良さで、ベスト30内にランクインする気がしますです。


…しかしアレだね~。
2050年の未来社会でも、旧式電話は生き続けてるんだね~。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&月刊OUT&ファンサイト『まぁくつぅ』様。(→http://www10.ocn.ne.jp/~makutsu/tatsunoko/urashiman/index.html)




【私信】

草履虫さん…そんな奇っ怪な妖怪もとい生物が居たとは露知らず。
夢に見そうな姿ですな~。(大笑)

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5 コメント

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ご無沙汰してます。 (鉄太)
2007-10-28 22:42:32
鉄太です、お久しぶりです~。アニメ観始めた頃の作品があがってきて毎日楽しみに通ってます。

ウラシマン!大好きでした!でも「大好きだった」という記憶しかなく、内容は全然覚えていません…。確か塗り絵とかそんなのを持ってた気が…(笑)
無料で観れるの知らなかったです!早速観てきます~!

さすがの猿飛もOP好きだったなぁ。最終回ってそんなオチでしたか…(汗)
・・・けどね(笑) (urouro)
2007-10-29 19:30:07
いやぁ一気に見ました。。Y動画

この作品ってセリフ一つとってもおしゃれなんですよね。。
カメラワークも好きです。またロボットアニメ全盛時代にあのスーツは画期的でしたよね。
あれがかっこいいし。

でも、個人的にはジタンダが好きでした。
なんか憎めない役柄でしたね。
因みにあの口癖「ヨイショ」を聞くとダッシュ勝平を思い出してしまいます。

そうか、そんなウラがあったのですね。色々勉強になります。

ではまた

いつもコメントする自分ってどうなんだろう??
もう完全にストライクゾーンなもので・・・(^o^;
こんばんわ~。 (びょり)
2007-10-30 22:03:53
鉄太さん…お久し振りです~!
80年代に入り、自分も漸く「リアルで観た覚えが有るぞ」感を持って書ける様になりました。(笑)
何故か今、タツノコ作品がヤフーで大量に配信されてるんですよ。
他には『モスピーダ』とか『ジリオン』とか…どれもしみじみと懐かしいです。
本当はこの2作品についても紹介しようかと考えたんだけど…マイ・ルールに則って止めました。(笑)
もしも興味御座いましたら、こちらもどぞ!
モスピーダ→(http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00012/v00309/
ジリオン→(http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00012/v00681/
どれも今観るとツッコミどころが多いんですが、でも面白いんですよね~。
懐かしさからだけでなく、手描きの味が、そう感じさせるのかもしれない…CGも日々進化してるとは言え、やっぱ人の持つ技術って凄いです。
『さすがの猿飛』の最終回はねぇ…全アニメ中でもかなり上位にランクインする程、キテるものだったと思いますよ。
ビデオorDVDがレンタルに入れば、絶対話題になるだろうに…惜しいっ。(笑)
コメント下さり有難う御座いました!
これからも宜しければPCの向うで御一緒に口ずさんで下さいましv

ウロウロさん…80年代のアニメって、カメラワークが凝ってて、脚本も洒落てるものが多かった気がします。
実験的っつうか…兎に角意欲を感じられた。
私はマグナビートルが好きでした!
しかしアレ、どう改造すれば、ああなるのか……漫画やアニメって不思議ですね~。(笑)
ジタンダは声優さんの演技の力が大きいかと。
田中真弓さんは、やはし巧い!
そういやあ、ダッシュ勝平も田中氏がアテてましたな。
てゆーかウラシマンの前番組が、勝平だったような…。
いやいや、毎回コメント戴き、とても嬉しく思ってますv
何時も懐かし話に付き合って下さり、有難う御座います~♪
スポンサーは金だけしてりゃいいのに・・・ (陸奥雷)
2012-02-02 23:29:15
余計な口を挟むからこんな事に…
勿体無い事をしたもんです。
初めまして~♪ (びょり)
2012-02-03 22:25:31
「金払った分だけ口出させろ!」なんでしょうね~スポンサーとしては。(笑)
構想していた通りのウラシマンが観たかった!
モスピーダにウラシマン等、諸事情により残念な終わり方をしたアニメこそ、リメイクして欲しいです。

コメント有難う御座いました!

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