瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2010年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2010年12月22日 18時46分40秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日は1年で最も日が短い冬至ね。
食卓にカボチャが上ってる家庭が多いんじゃないかしら?

さて今回はクリスマスの元になったと言われる古代祭、「サトゥルナーリア」についてお話するわ!

クリスマスがまだイエス・キリストの誕生日じゃなかった頃、古代ローマでは年末~新年にかけてビッグイベントを開催してたの。

ローマの農耕神サトゥルヌスを祀る収穫祭――「サトゥルナーリア」。

紀元前217年頃、共和制ローマとカルタゴ間で勃発した第2次ポエニ戦争で、カルタゴにローマ軍が惨敗した折、市民の士気を高める目的から催したのが始まりだと言われる、12/17~12/23迄続いた名高いどんちゃん騒ぎよ。

サトゥルヌスは、ギリシャ神話では天空神ウラノスと地母神ガイアの息子「クロノス」。
ギリシャの最高神ゼウスの父親であり、彼に権力の座を奪われたというのは、ギリシャ神話好きの人なら周知のエピソードでしょうけど、そこから窺い知れるように、古代ギリシャの黄金時代はゼウスよりも民の信仰は下だった。
ところがローマ帝国の時代になると、立場は一転ゼウスよりも格上げされ、農耕神として信仰を集めるようになったわ。
ローマ神話ではユピテル(ゼウス)にオリンポスを追放された後、地上に降り立ちローマ人の祖先に農業を教え、豊かな王国を築いたとされてる。

サトゥルナーリア祭の間、ローマの人達は仕事を休み、食べて飲んで歌って踊っての乱痴気騒ぎを繰広げたの。
博打はお咎め無、正装は着用せず派手な仮装に身を固め、奴隷と主人は立場を入れ替えた。

身分の逆転は古代バビロニアの代理王制度が起源だと言われてるわ。
古代において日蝕月蝕等の天体の異変は、神から王への不吉な御告げとされていた。
だから天の神の目を欺こうと代理の王を立て、真王は一時農夫に身をやつしたと云うわ。
この代理王制度がペルシャ・ヒッタイトにも継承され、ローマ帝国の大祭にまで組み込まれたそうなの。

そう言えば昨日は皆既月食が観測されたけど…貴方は観たかしら?

サトゥルナーリア祭の翌日は新年。
年の終りに身分の逆転を行った理由は、天地創世の頃の無秩序で混沌とした状態に戻る為。
古い年が終ると同時に一旦築いて来た常識をぶち壊して、再生を図ろうとしたんじゃないかしら?
言わば原点回帰ね。
冬至を境に滅んで再生する太陽が、世界の循環を古代人に意識させたんだと思うわ。
日本で年末に行われる忘年会での無礼講、あれも古代バビロニア発祥の伝統的習慣かも。

サトゥルナーリア祭ではプレゼント交換が頻繁に行われたそうだけど、この習慣も現代クリスマスに引き継がれてるわね。
現代のクリスマスの「陽」の要素は、主にサトゥルナーリア祭が起源だと言うわ。

といったところでお話の続きはまた明日!

今年のクリスマス3曲目の歌は――「諸人こぞりて」!

賛美歌の父と呼ばれたアイザック・ウォッツが作詞し、アメリカ人のL・メーソンが、ヘンデルの『メサイア』を元にして作曲した歌よ。

歌いながら今夜はグッバイ――また明日ここで会いましょう♪




                        【諸人こぞりて】




諸人こぞりて♪ 迎えまつれ♪
久しく♪ 待ちにし♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


この世の闇路を♪ 照らし給う♪
妙なる♪ 光の♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


しぼめる心の♪ 花を咲かせ♪
恵みの♪ 露おく♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は来ませり♪


平和の君なる♪ 御子を迎え♪
救いの♪ 主とぞ♪
褒め称えよ♪
褒め称えよ♪
褒め♪ 褒め称えよ♪




(↓から、びょり記)
…サトゥルナーリアの起源は古代ギリシャの祭「クロニア」だろうと言われてます。
その名から察せられる通り、同じくクロノス(サトゥルヌス)に捧ぐお祭です。

本日の写真は後楽園のイルミネーション、光のゲート。



↑こんな風に色が変化する、プチ・ルミナリエで御座います。

毎度ようつべから、歌う人は参考にどぞ


時にヤフーのイルミネーション人気投票、ハウステンボスが1位に返り咲きました!!

やった♪やった♪やった♪やった♪
愛知の人にゃ悪いが、TOPの座をそう易々と渡せねぇ。
まるで自分の贔屓の球団を応援してるかの如く、本気で熱くなってる最近で御座います。(笑)
てか何故ライツ・プロムナードは写真でなくイメージ画なのだ?
札幌とルミナリエは写真無だし…人気投票を開催するなら、条件揃えるべきだと思う。
仙台の光のページェントは(復活したとはいえ)事故が不運だったね…。
コメント (3)
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