ことばの宝箱

素敵な言葉を集めたら、毎日がキラキラ輝き出して・・・
私の小さな宝箱

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空の穴

2007年10月26日 21時33分51秒 | Weblog
森に怖がりのオオカミがいました。 オオカミは、真っ暗になる夜の森が大嫌いでした。 日が沈むと同時に、葉の陰に隠れて、 ガタガタ震えながら朝を待ちました。 ある夜、葉の隙間から光が差し込んでいるのに気がつきました。 オオカミは、恐る恐る葉の間から覗いてみました。 その光は、森の木々のずっと上にあります。 なんだろう? オオカミは、その光が何か知りたくなりました。 でも、怖い。 散々悩んだ末、オオ . . . 本文を読む
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2007年10月12日 20時47分23秒 | Weblog
『空の国』にいた時、翼が無ければ生きていけなかった。 今、『大地の国』に来た僕に、翼は必要なくなった。 『大地の国』で翼を持っているのは、僕くらいだ。 みんな珍しがって、羨ましがった。 でも、僕にとって翼は特別なものではなく、 生きていく為に必要なものだった。 なぜ、みんなが欲しがるのか分からなかった。 『大地の国』にいれば、翼を使うことはない。 翼がなくても、この国では生きていける。 僕は、 . . . 本文を読む
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コスモスロード 

2007年10月04日 21時44分45秒 | Weblog
春になると、キツネは故郷の森を出発して、 長い一本道を歩き出します。 何もない道を歩き、夏になる頃、隣の森に到着します。 隣の森から一番小さな木を一本わけてもらい、 それを背負って、また、来た道を戻っていきます。 春には何もなかった長い一本道。 秋になると、一ヶ所だけ、コスモスが咲いていました。 キツネは、一輪だけ手に取り、長い帰り道のお供にしました。 冬になる少し前に、ようやく故郷の森に帰 . . . 本文を読む
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