ことばの宝箱

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充電中

2008年04月18日 21時28分36秒 | Weblog
僕の大の仲良しは、クマ君です。
いつも一緒に遊んでいます。
僕は、クマ君の秘密も知っています。
実は、クマ君・・・ロボットなんです。

クマ君は、たくさん食べるし、いっぱい笑うし、
転んだら真っ赤な血だって、涙だって出る。
だから、森のみんなは「クマ君がロボット」なんて誰も知らない。
クマ君が誰にも言わないなら、僕だって誰にも言っちゃいけないんだ!
これは、僕たちだけの秘密です。

僕は、いつもクマ君と遊んでいます。
僕たちは、大の仲良しだから。
でも、クマ君、時々僕を一人残して、お家に帰っちゃう。
「充電してくる!」
そう言って、走って、お家に帰ってしまうのです。
僕は、その間、一人で遊んで待っています。
でも、考えてみたら、これってすごくおかしい。
だって、僕には充電なんて必要ないもの。
充電しなくたって、僕はずっと遊んでいられるもん。
そう!
クマ君は、充電しないと動けなくなっちゃうロボットだったんです。

さっきも、クマ君、お家に帰ったところです。
いつもの充電だ。
僕、一人で待っているんだけど、なかなか戻ってきません。
その時、とっても良い事を思いついたんだ!

『クマ君の充電しているところを見に行こう。』

クマ君のお家の窓から、そっと中を覗いて見ます。
クマ君、赤ちゃんみたいにお母さんに抱っこされている。
もう、充電は終わっちゃったのかな?
中を見ていると、クマ君のお母さんと目があってしまいました。
僕は、慌てて隠れた。
もう一度、そっと覗いて見ると、クマ君のお母さんが歌を歌っています。

   ♪ 充電中 充電中
     ♪ 元気 いっぱいになったかな? 

クマ君も、お母さんも、とても楽しそうに歌っています。
僕は、じっとその姿を見ていたら、なんだか急にお母さんが恋しくなった。
僕は、急いで駆け出した。

「僕も、充電してこよう。」





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2 コメント

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Unknown (Shot)
2008-04-23 17:01:56
こんにちは

クマさんがロボットだった・・・
というセッティングがおもしろいですね。
夢のような、何かほんわかするような物語
で良かったです。
お母さんと目が合ったときはどうなるのかな
と思ったけど、何もなくてよかったですね。
でも、お母さんは知ってても、何もいわず
子供のために充電し続けたのかなーと思います。
愛の充電、今の子供にほしいし、親もそうして
ほしいですね。
Shotさん (わい)
2008-04-26 21:26:10
こんばんは。
読んでくれて、ありがとうございます!

時々、カワイイお話を書きたくなります。 
Shotさんのコメントを読んで、
お母さんと目があった部分をもう少し広げた方が面白かったかなあ。と思いました。
貴重な感想をありがとうございます。

抱きしめる。
それだけで、安心できる。笑顔になれる。
子供って、素直でいいなあ。と思います。

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