







「 目薬を差すときは、いつもぼくこんなかっこうさせられるんら。」

「 ぼくのために差してくれるんだから、ちょっとくらいちびたくても辛抱、辛抱。 目を閉じないよう頑張る。 」

「だいたいこんな時は爪切りか気功教室でならったっていう指のマッサージらよ」
「あ、今日は指と指の間マッサージみたい」

「お~うぃ。 こんな風に指と指をひろげることないからね。案外気持ちいいんらよ。これ~」
「おかしゃんの言うのいつも決まって・・広げて広げてきゅっきゅっきゅ・・よくわかんないけど広げた後、前後に動かすらしい 、らしいだかんね、」


「指間と指のマッサージが終わったら全体を前後に動かして肉球もマッサージらって。 ぼくが泣いているように見えるのは嫌だからじゃないよ。感激してるんら。」

「 ま、 ぼくのこの顔見てくれればマッサージの効果分かってもらえるとおもうけろね。んぐ~~~」

「 指と指の間も気持ちいいけろ、背中がね~~~~。たまんないよ~~。あ、もんじゃだめなんだよっ。軽く圧す、それから流すって感じ。滞っている気を指すって流してあげるんらってさ。 これかなり気持ちいいから自分から背中向けてリクエストするの。気苦労が多くてさ~。 お山か病院かとか・・ずっと前の心の傷も時々うずくしね・・・ 」












「 みなしゃんもぜひ、たいせつな人にしてあげてね。」



