窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

コクガン・北上

2020-03-03 00:00:21 | コクガン・ヒシクイ・ガン類

1週間前に根室海峡の外洋から野付湾に飛んでくるコクガンの群れを撮影しま

した。7羽と9羽の小さな群れでした。

おばんです。小太郎でごじゃります。

              ★ コクガン・北上 ★

湾内全体を覆い尽くしていた厚い氷が暖気が入ってきたりして、入り口から割れ、

流れだしています。干潮が始まると割れた氷が根室の方へ移動します。

海面が顔を見せるとコクガンたちが湾内にやってきます。流れが速い浅瀬の

ところに集まり、湾内から流れ出てくるアマモを拾い上げるのです。

コクガンは流れていく氷の縁に集まってきます。氷には浮き上がってきたアマモ

張り付くように流れてくるために、とっても採取しやすいそうです。

2月24日は300羽ほどしか確認できませんでした。3月1日は湾内だけで

800羽以上、野付半島の沖合に300羽以上のコクガンがやってきていました。

私の継続してきた毎年の調査では2週間ほど早い渡来になります。おそらく毎日

北上してくる個体が増えてきます。

さて、1週間後はどのくらいの数になっていることでしょう。



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