窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

コクガン大集合

2020-04-13 23:20:17 | コクガン・ヒシクイ・ガン類

コクガンが集まってきてます。先月、2000羽ほどがやってきてました。その後、

小さな群れが次々にやってきていました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

            ★ コクガン大集合 ★

増えてきているのは気配で分かっていましたが、彼らは湾の真ん中の浅瀬に集

まり、遠くてどのくらいの数なのかわかりませんでした。

12日、風がなく海水面が凪いでいたので遠くまで見通せることができました。

早朝、1000羽を超える群れが岸に近くに飛んできました。ここは干潮になると

アマモがびっしり生えているのが分かっているアマモ場です。

いつもは車の通りがよく、人の気配ですぐに遠ざかる場所です。しかし、新コロ

ウイルスのせいで車が非常に少なくなっています。それが分かるかのように

集まって来たました。

水面を低空でやってきた群れは、待ち伏せしていた私の前を通過し、旋回して

から私がいる近くに降りてくれました。運がいいの一言です。

滅多に出会えない幸運です。丁度、干潮になりつつある時刻でアマモが採りやすく

なっています。潮の時刻と彼らが来そうな予感、私の読む力のおかげです。

私がいることにすぐ気づきました。ゆっくりと遠ざかって行くのが分かります。

じっとしていれば、彼らは必ず寄ってきそうだったので、動かず待ちます。

見慣れてくると食べるために寄ってくることがあるのです。

潮の満ち引きは彼らの食事行動にすごく影響します。彼らはそれをよく知って

います。食べやすい時にたくさん食べておく。渡りの前に体力をつけておかない

とロシアのツンドラ地帯まではいけません。必死なのです。

長居をしません。彼らによっくり食べてほしいので30分ほどで次の観察ポイント

移動しました。気温が低いせいでまだ陽炎が出てきません。遠くまで見通せ

ます。

沖合を調べると湾の真ん中の浅瀬に黒い集団がいます。数は大まかにしか分かり

ません。オジロワシが群れの近くを飛ぶのを待つしかありません。

必ず飛んでくれるはず。待機、5分。運よく、群れが飛び上がりました。

多すぎて数を数えるのは無理です。

いつも通り、カメラを連写して群れを撮りまくりました。時間はかかりますが、

あとで写真を拡大して数えます。正確ではないけど、大まかな数字は出てきます。

出てきた個体数はほぼ4500羽以上。さっき出会った数が1100羽以上。大まかに

5600羽を超えるコクガンが野付湾内に入ってきています。

秋に比べると少ない個体数です。これからもっと増える可能性があります。

5月10日ごろまでに大方のコクガンが野付湾から飛び立って行きます。



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