羽生結弦選手 応援ブログ~kosumo70

日々の出来事や、フィギュアスケート、羽生選手の情報や感想など。
楽しく羽生選手を語りたいと思います。

羽生結弦の歴代最高得点の解説と今後の展望

2016-02-26 12:28:07 | 日記

 これはバルセロナGPF直後のマッシミリアーノさんの分析・考察記事です。
 (ミラノ在住さんより)

 ※ミラノ在住さんの記事(イタリアフォーラムの記事も同様)は、本人からメールで
  そっくり紹介用の記事として送られたものを掲載しています。
  ミラノ在住さんはブログをお持ちでないときにこちらで掲載していました!
  (パクリではございませんのであしからず!)

 Neveitaliaより「羽生結弦の歴代最高得点の解説と今後の展望」
 2015年 12月16日

 原文はこちらです。

 グランプリファイナル・バルセロナ大会中、羽生結弦は2週間前のNHK杯長野大会で
 出した歴代最高得点を粉々に粉砕した。

 規格外の日本人選手は330点の壁を超えた。

 史上誰も300点越えを果たしていないことを考えると、これは唖然とするほどの
 快挙である。 何よりもオリンピックチャンピョンは分析専門研究家達をも極限へと
 いざない、彼らは見解を広げざるを得なくなった。
 というのも先週末からGOE満点で到達可能な最高得点について、ひらすら議論
 されているのだ。

 勿論、カタローニャで起こったことを分析すると、冷たい数字だけを考慮しても、
 オリンピックチャンピョンが絶対的完璧にほぼ達していたことは明白である。

 現在の状況と多くの選手達の爆発的な進化によって、男子シングルの現在の
 採点システムを再構築しなければならなくなる可能性がある。

 現在、他のカテゴリーでは問題がないことを考えると、演技構成点の各項目の
 係数を変更し、満点を100点から120点に設定する案が最も妥当だと思われる
 (すなわちショートプログラムは各項目×1.0から×1.2に、

  フリープログラムは×2.0から×2.4になる)。

 このことを念頭において、ブライアン・オーサーの教え子がバルセロナの
 ショートとフリーで実現したことを詳細に分析して行こう。

 ショートプログラム

 (括弧内の数字は獲得可能な最高点)

 試合後、具体的に指摘しているように、羽生の主な悲憤は、テクニカルコントローラー
 によってレベル3と評価されたステップシークエンスだ。

 しかもステップはGOEがレベル3(3.3+1.5点)よりレベル4(3.9+2.1 点)の方が
 高くなる唯一のエレメントである。
 従って、羽生はこれで1.2点を取りこぼしたことになる。

 全体を見ると現在の構成での絶対的完璧に対して2.70点足りなかった。
 つまり、現時点で羽生が到達可能な得点は113.65である。
 仮説上、この得点を上回れる可能性があるのはジン・ボーヤンだけである(116.93)。

 ジャンプ要素(4S, 4T/3T, 3A*)

 基礎点 – 34,45 / GOE – 8,71 / 合計 43,16 (43,45)

 スピン要素 (FCSp, CSSp, CCoSp)

 基礎点 – 9,70 / GOE – 4,15 / 合計 13,85 (14,20)

 ステップ(StSq)

 基礎点 – 3,30 / GOE – 1,50 / 合計 4,80 (6,00)

 ショートプログラム基礎点 (BV) – 47,45 (48,05)

 出来栄え点(GOE) – 14,36 (15,60)

 技術点 (TES) – 61,81 (63,65)

 演技構成点 – (PCS) 49,14 (50,00)

 ショートプログラム得点 – 110,95 (113,65)

 フリープログラム

 (括弧内の数字は獲得可能な最高点)

 フリーでも羽生はステップシークエンスのレベルと出来栄え点で『大量の点』を
 取りこぼした。ステップの満点から1.34点も足りなかった。

 現在の構成で獲得可能な最高得点は225.79なので、バルセロナで獲得した点は
  6.31点及ばなかったことになる。

 仮説上、この得点を上回れる可能性があるのは中国のジン・ボーヤンだけである(234.60)。

 ジャンプ要素 (4S, 4T, 3F, 4T/3T*, 3A/2T*, 3A/Lo/3S*, 3Lo*, 3Lz*)

 基礎点 – 79,89 / GOE – 18,63 / 合計 98,52 (101,19)

 スピン要素 (FCCOSp, FCSSp, CCoSp)

 基礎点– 10,00 / GOE – 3,64 / 合計 13,64 (14,50)

 ステップ(StSq, ChSq)
 
 基礎点 – 5,30 / GOE – 3,46 / 合計 8,76 (10,10)

 フリースケーティング基礎点 (BV) – 95,19 (95,79)

 出来栄え点 (GOE) – 25,73 (30,00)

 技術点 (TES) – 120,92 (125,79)

 演技構成点 (PCS) – 98,56 (100,00)

 フリープログラム得点 219,48 (225,79)

 トータルスコア – 330,43 (339,44)

 今後の展望

 この選手が何度も見せてくれた挑戦への意欲と才能を考慮すると、今後の幾つかの
 可能性について推測することが出来る。

 羽生の構成難度を大幅に引き上げることが出来るジャンプ要素は4ループだ。

 彼は公式大会で成功した選手がまだいないこのジャンプを試合以外で何度も
 決めている。

 フリープログラムでは、3フリップ(基礎点5.3)の場所に4ループ(基礎点12.00)
 を入れるというのが現実的な仮説だ。

 3フリップは3サルコウ(基礎点4.4x1.1)または3ループ(基礎点5.1×1.1)の
 代わりにプログラム後半に入れることが出来る。

 最初のケースでは、羽生は3アクセル/ループ/3フリップという平凡ではない
 コンビネーションジャンプを跳ばなければならなくなるが、8.59点
 (基礎点 7.69 + GOE 0.9)上乗せすることが出来る。

 一方、3ループを3フリップに置き換えた場合、得点は最大7.82点
 (基礎点6.92 + GOE 0.9)上がる計算になる。

 3フリップをプログラムから排除した場合、メリットは7.6点
 (基礎点 6.7 + GOE 0.9)に『下がる』。

 ショートプログラムでは4トゥループ/3トゥループのコンビネーションジャンプを
 後半に移動する可能性も除外出来ない。
 この場合、得点的には1.46点上乗せすることが出来る。

 スピンで改善の余地があるとすれば、フライング足換えシットスピン(FCSSp)を
 足換えキャメルスピン(CCSp)に変更することだ。これで0.2点のメリットがある。

 以上です。

 (この下に歴代得点ランキングや各大台の得点一覧が続きますのが、あまりにも長いので省きました)
 ミラノ在住さんより

 いつも翻訳ありがとうございます。
 マッシミリアーノさんの分析、相変わらず鋭いですね!!
 ワールドではどのような展開になるのでしょうか?

 ミラノ在住さんはご自分でもブログをお持ちです。
 大変素晴らしい興味深い内容のものがたくさん翻訳されています。

 こちらになります。↓

 「惑星ハニューにようこそ
 是非、ご覧になってください。

 ※まだ、紹介するものがありますので明日掲載いたします。

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 160224 「教科書で学べない・・」番宣②
 YzRIKOさんがUPしてくださいました。

 こちらの動画です。

 160225 「教科書で学べない・・」番宣③

 こちらです。

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 世界ジュニアエントリー

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 詳しくは、こちらです。

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 注意↓
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 公演ごとに違うので気をつけて下さい!

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 フィギュアスケートの表現~国際スケート連盟の審査基準と、羽生、宇野、チャン

 世界選手権に向けて、宇野選手は、クァド・ループを無理していれることはせず、
 ステップやスケーティングの練習に時間を割き、表現力を磨く方針に転換する、
 と宣言しました。(1)

 私も、その方がいいと思います。

 でも、「表現力を磨く」というのなら、一つ気になることがあります。
 それは、音楽の緩急に、動きを自然に合わせること。

 これは、国際スケート連盟が作成した教育用ビデオでも、「音楽の解釈」の項で、
 重要事項として明確に取り上げられています。
 ですから、「音楽の解釈」の他、「振り付け」「パフォーマンス」などの項目でも、
 ジャッジの採点基準になりうる点だということです。 (2)

 ところが、国際スケート連盟が、教育ビデオなどでも、いい例や悪い例などを
 挙げてこれだけ明確に、採点基準として示しているのに、そのことを殆ど意識
 していないのではないかと思う選手が、余りにも多い。

 もともとフィギュアスケートは西洋発祥で、プログラムで採り上げる音楽も
 西洋系であることが多いためか、日本の選手は、特に酷いと思う人が多い。

 どんなにバレエ的なポーズをとって見せても、目力が強くても、動きが音楽の
 緩急に自然に沿っていないと、私などは、観ていてフラストレーションを
 起こします。

 それは、私の個人的な感想ではなくて、国際スケート連盟が、明確に採点基準
 として示しているのですから、練習の際にそうしたことを意識して改善しようと
 しないのは怠慢です。
 (続きはスポーツナビでご覧ください)

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 こちらです。

 4CC Ladies SP

 こちらです。

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 アダム・リッポン選手☆の裏話

 中京テレビさんより

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 <読者さんからのコラ画コーナー

 柊子さんからの作品です。

 

 

 マッタリのママさんからの作品です。

 

 

 ありがとうございました。 

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