長井こうすけのたたかい日記 

【地域主権・岡山モデル】の構築を先頭に立って提唱する、北区選出の民主党岡山市議会議員・長井孝介の日々の記録です。

目的、手段、過程。

2014-04-16 15:51:33 | Weblog
 責任...とは色んな形をみせるものです。
一言では説明できない、時と場合によって姿形を変えます。

 STAP現象における問題で、先日の小保方さんに続き今日は
笹井さんが会見されていました。皆さんはこの問題、どうお感じですか?
 改ざん、ねつ造、ホントかウソか…さまざまな思いが
入り混じる難しい問題かもしれませんが、私は実はさほど
非難的に思っていません。むしろ責め立てる側に違和感を感じています。

 この件で大切なことは、もしSTAPが実在し、現象が確立されたなら、
それで救われる方々が...という希望だと思っています。その過程で、
仮にさまざまな不備があっても、失敗やズルがあったとしても、それは
部分論であって全体否定全体撤回には繋がらないと思うからです。
 云うまでもなく、過程においてもつけなければならない“けじめ”や
責任論はあるでしょう。でもそれは、科学(化学?)の進歩や人々の幸せに
足枷するものであってはならないはずです。
 
 ここにおける責任とは、最後までやり切ることではないでしょうか?

 これまでの報道や世情を傍観するに、少し切なく感じます。
誤解を恐れずにいえば、結果的に失敗であっても、私は仕方ないと思って
あげられます。作為的な悪事であったのであれば、きちんと責任をとって
いただけばよいことです。
 世紀の大発見、達成までには私たちには到底想像もできないような
大変な日々と時間と魂が込められているのでしょう。応援する気持ちにしか
なれません。
 そしてそれは実は、政治の畑にも強く感じる感覚でもあり、
日本(人)という特異な体質が成すシステム...つまり他者批判、新しいモノへの
懐疑性、守旧性であります。“過程”を大切にしなくては、途中でつべこべ
口を挟まず見守らなければ、多少の痛みには耐えなければ、ホントに素晴らしい
変革は生まれない。なのに私たちは...という思いです。

 化学のことはもちろん何も解りません。
でも、とても期待して良い“希望”なのだということは解ります。
失敗しても、途中の不備やズルを指摘されても、反省すべきことは反省し、
それでも負けずに頑張ってほしい。
 それは研究者の意地やプライドや地位名誉などというモノのためでなく、
それを待ち望んでいる方々のために。そしてきっと化学者の皆さんも、
そんな思いで取り組まれているのだと信じています。。。