ネタバレ映画館

映画ドットコムに記事を移行してます!

ありがとう

2006-11-27 23:34:51 | 映画2006
 感謝の気持ちは忘れちゃならない・・・エンドクレジットも極端に大きな文字だったことが証明している。

 元プロボクサーである赤井英和はトミーズ雅とともに有名だけど、島木譲二だって元プロボクサーだなんて忘れ去られている。パチパチパンチとか、この映画でも披露したポコポコヘッドとか、特別面白いわけでもないギャグでバカにされているかのような吉本新喜劇の中心人物ですが、ミドル級西日本新人王という輝かしい過去を持っているのです(証拠写真)

 元プロボクサー仲間として関連性があるだけじゃなく、赤井と島木の映画デビューの年が同じ1989年だということも興味深い事実。赤井は『どついたるねん』、島木はなんと『ブラックレイン』なのですが、こんな偶然ってあるのでしょうか・・・しかも田中好子がその年の映画『黒い雨』で日本アカデミー賞主演女優賞をとっているなんて・・・

 その田中好子は1978年のキャンディーズ解散によって引退するんじゃないかと思われてましたが、奇しくもその年に薬師丸ひろ子が『野性の証明』でデビューを果たす。「今日は俺の女房になってくれないか」などという言葉で、この2人の関係が浮上しました。その他、桂きん枝、Mr.オクレなどのお笑いゲストに加え、永瀬正敏、豊川悦司、佐野史郎、仲村トオルなど多くの有名俳優が友情出演していて、多くのエキストラの方々のさりげない演技が印象に残ります。また、序盤における生々しい惨状にも胸が苦しくなったのですが、一番泣けたのが河島英五の「生きてりゃいいさ」でした。

 映画の内容としては実話だけに涙なしでは観れないものなのですが、観る前は震災を生き残った人がなぜプロゴルファーなのかと疑問に感じていました。ゴルフという世界が、どちらかというと一か八かといったギャンブル性の強いスポーツだと思っていたからです。しかし、古市さんは写真屋さん。今のようなデジカメ全盛の時代になってしまっては、着実な商売とは言えないのかもしれません。「神の啓示」といった台詞もありましたが、もしかすると彼はそうした時代がくると感じ取っていたのかもしれません・・・

 決して飛ばし屋ではない着実なスウィング。還暦という年齢もあるけど、地味なゴルフで確実にパープレイを目指す。震災で亡くなった人、近所の人、彼の出会ってきた全ての人に感謝の念を捧げる姿には見習わなければならないところが多い。また、生きていればなんとかなるといったテーマも感じられ、生きてゆく勇気を与えられたような気もします。

★★★★・
読んでくださってありがとうございます。感謝!

コメント (16)   トラックバック (27)   この記事についてブログを書く
« マスター・オブ・サンダー ... | トップ | 迷子 »
最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
皆様の支えがあるから今がありますからね (PGM21)
2006-11-28 06:23:27
何時もお世話になっております。
確かにこの映画実話ですが、還暦寸前でプロゴルファーを目指した事も確かに1つ間違えば無謀ではありますが、可能性があったから目指したとも感じました。
私たちも今あるのは毎日見て頂いている皆様のおかげでもあるので、何時も皆様に感謝しながらやっていきたいですね。
河島英五さんが好きです (たれぱんだ)
2006-11-28 06:53:33
こんにちは
たれぱんだと申します。

私は河島英五さんが好きです。
「てんびんばかり」「忘れもの」・・・
すべて好きです。
その想いをブログに書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/eigosan/
http://eigo-hp.hp.infoseek.co.jp/index.html
英五 (kossy)
2006-11-28 17:48:07
>PGM21様
ほんと、感謝の気持ちは大切にしなければいけませんよね。自分が何のために生きているのかという命題だって投げかけられたような気がします。
クラブのチャンピオンになったことが10回と言ってましたっけ。いわゆるシングルプレイヤーだったんでしょうけど、プロとなったらもう一つ壁がありそうな・・・それを打ち破ったのが堅実なパープレイなんでしょうね~

>たれぱんだ様
はじめまして。
ブログ拝見いたしました。河島英五への愛が伝わってくる内容に驚きました。
震災後もずっとチャリティコンサートで歌ってきた河島英五さん、尊敬です。さすがに胸に響きました。もう生で聞くことができないとなると、コンサートに行っておけばよかったと悔やまれます。
ナマ河島 (にら)
2006-11-29 17:21:14
高校の文化祭だったか、河島さんのナマ歌を体育館で聴きました。
呼んだのは生徒会なのか学校側なのかよくわかりませんけど、「酒と泪と男と女」を高校生に聴かせる最終許可を与えたのは学校なわけで、今思えばすごいことであります。

てなわけで、TBありがとうございました。
感謝 (kossy)
2006-11-29 23:14:30
>にら様
おお!それは貴重な体験ですね~~
いつものように大型バイクに乗ってやってきたんでしょうか。颯爽と走る姿も見てみたかったです。
俺の大学時代も来たような気がするんですけど、記憶にありません・・・多分学祭中は涙を流しながら飲んだくれてましたから・・・
涙涙でした (うー)
2006-12-03 08:26:43
震災は体験していないのですが、間接的に関わったこともあって感動でした。
特に区画整理の採決を取るシーンはよかったですよね。
後半はずっとゴルフ映画になってたのでちょっとあれ、という感じでしたが。
しかも何もない状態からあんないい家に住んじゃってるのもびっくりだったり。
でも実話なんですよね~
借金 (kossy)
2006-12-03 09:18:25
>うー様
区画整理の採決シーンは良かった!
想像では土地の2割くらいが取られるだけなのに、なぜ反対派があそこまで・・・
いい家に住んでいても借金だらけだったはず。見えないところでもっと苦労があったことと思います。もうちょっと構成のバランスをよくしてくれれば最高の映画になったんでしょうね~
aq99 (aq99)
2006-12-04 22:22:41
本日、河島英五の意志を継いだ四条畷音楽賞(うろ覚え)の概要が記者発表あったと思います。
桂南光のラジオをよく聞いてるんですが、そこで色々話す英五エピソードがおもしろいです~。
お涙頂戴映画だとくってかかってたのに、何かの啓示で見に行ってしまった自分に感動してます。

前半の (sakurai)
2006-12-06 08:11:35
部分は現代社会の教材に使いたいほどの見事さでした。
地震つうのはこういうんだ!と。
でも、あのいきなりの瞬間に究極の選択を迫られた人がどのくらいいたのかと改めて痛感させられました。
あれがあったから後半が生きてきたのでしょうが、地震はおっかねえ。

kossyさんもTB事後承諾になさったようで。あれは本当に何とかならないもんですかね。世のヒマな大人に物申すです。
英五 (kossy)
2006-12-06 12:34:33
>aq99様
英五エピソードは昔からすごかったですね~
コンサートツアーもすべてバイクで日本を縦断するという男のロマンもあるし。
被災地近くの方ならば是非観るべき映画でしたよね。

>sakurai様
日本沈没がまたもや駄作となってしまう。それくらいリアルで迫力ある映画でしたね。
究極の選択。
あの場面では狂ってしまいそうです。それをトヨエツが見事に演じて涙が・・・

TB事後承認にしたってのに、まだまだ毎日送り続ける奴がいますなぁ・・・誰もクリックしないってのに(笑)

コメントを投稿

映画2006」カテゴリの最新記事

27 トラックバック

「ありがとう」絶望の淵から希望の見つけた先にみた復興ストーリー (オールマイティにコメンテート)
「ありがとう」は1995年1月17日5時46分に発生した阪神・淡路大震災で被災者になった古市忠夫さんが復興で立ち直る姿から還暦直前でプロテストを受けて合格する実話のストーリーが描かれている。あの阪神大震災から色々な人の人生が変わってしまったけれ ...
ありがとう (Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆))
1995年1月17日 阪神淡路大地震発生 これは、再び笑顔を取り 戻した人々の 勇気と感動の実話。       評価:★6点(満点10点) 2006年 125min 監督: 万田邦敏 主演:赤井英和 田中好子 薬師丸ひろ子 【あら ...
ありがとう・・・・・評価額1500円 (ノラネコの呑んで観るシネマ)
あれから、もう11年も経つのか。 テレビ画面に写った神戸の街は、まるで爆撃に遭ったか、怪獣にでも襲撃されかの様だった。 私は、1989年のサンフランシスコ大地震を経験している。 あの時も高速道路が落ち、埋
『ありがとう』鑑賞! (☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo!)
『ありがとう』鑑賞レビュー! 大切なのは、感謝して生きる気持ち。 1995年1月17日 阪神淡路大震災発生 これは 再び笑顔を取り戻した 人々の勇気と感動の実話 『わしら 生かしてもろてんねん! 生かしてくれた人に感謝せな』 ☆゜ ...
ありがとう (パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ)
“ありがとう”大切なのは、感謝して生きる気持ち。これは、再び笑顔を取り戻した人々の勇気と感動の実話なのです。 1995年1月17日未明、神戸市を突然の激しい揺れが襲った。寝室で寝ていた忠夫は、妻・千賀代と二人の娘を非難させ、自分は災害救助にあたる。 ...
イオンりんくうで「ありがとう」を見ました。 (かなやす日記)
今日、地元テレビ局で当たった「イオンりんくう」の中にある「ワーナーマイカル泉南」の鑑賞券を持って、「ありがとう」を見に行きました。 内容は、阪神大震災で家がなくなったカメラ屋さんのご主人が震災で逃れた車の中にゴルフバックを見つけ、そのゴルフバッ ...
ありがとう(評価:◎) (シネマをぶった斬りっ!!)
【監督】万田邦敏 【出演】赤井英和/田中好子/尾野真千子/前田綾花/光石研/尾美としのり/柏原収史/高橋和也/今福将雄/薬師丸ひろ子 【公開日】2006/11.25 【製作】日本 【ストーリー】 1995年1月17日未明、神
ありがとう (UkiUkiれいんぼーデイ)
あの日・・・ 1995年1月17日 午前5時46分 私は、まだ布団の中でうつらうつらとしておりました。 当時、私は父のお弁当を毎朝作っていたので、いつも6時前には起きるようにしていました。 「そろそろ起きよう」 そう思った瞬間でした。 ...
『ありがとう』 (ねこのひたい~絵日記室)
震災のあの日、『日本沈没』の田所博士は、スゥエット姿で屋根に登っていたのでした。
【劇場鑑賞131】ありがとう (ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!)
大切なのは、感謝して生きる気持ち。 1995年1月17日 阪神淡路大震災発生 これは、再び笑顔を取り戻した人々の勇気と感動の実話。 苦しなったら顔上げて、 奥歯折れるまでかみしめて、 笑うんやで。
ありがとう (Kinetic Vision)
古市忠夫という実在の人物を赤井英和が演じているのだが、外見は似ていなし、赤井英和は誰かになりきろうとしているというよりも、関西ローカルのテレビに出ているときと変わらないいつもの赤井英和として動き、しゃべっている
「ありがとう」 (てんびんthe LIFE)
「ありがとう」よみうりホールで鑑賞 1995年の阪神淡路大地震の被災者である古市忠夫さんの実話をもとに作られた作品。還暦を前にしてプロゴルファーになった人物。前半は被災の瞬間から復興にいたる過程。後半はプロゴルファーを目指す過程。主人公を演じ ...
『ありがとう』 (うーうーにっき)
阪神淡路大震災のとき、私は東京にいた。 偶然にもその日は早く起きなければならず、時計代わりにするつもりで音を消してテレビをつけていた。 ニュース速報が入り、関西で大きな地震があったが詳細不明、とのテロップ。 何事だろう、と思いつつも早朝からの仕 ...
「ありがとう」 芸風を変えた仙頭武則 (『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記)
「車いすやギプスの子を見ていると、おれが現役で大きなけがもせず、活躍できたのも、この子らが身代わりとなって守ってくれたおかげやと、ホンマ思いますわ」 「身体障害者野球を応援する会」の理事長も務め、ことあるごとに阪神・赤星らにボランティアをすすめる ...
ありがとう (八ちゃんの日常空間)
冒頭の震災のシーン「日本沈没」よりリアリティがあり、恐ろしかった。おそらくあの時の恐怖を思い出す人もいるのではないだろうか…。 長く住んだ町が崩壊する、何もかも失う。 考えただけでも恐ろしい。
映画「ありがとう」 (茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~)
あれからまだ、12年も経ってないんだよね、もう随分昔の遠い出来事のように感じてしまうのだが・・彼は59歳11ヶ月の史上最年長でプロテストに合格した 1995年1月17日、真冬の夜のまだ明けきらぬとき、それは突然やってきた、阪神淡路大震災 ...
ありがとう (迷宮映画館)
この事実を私達は絶対にわすれてはいけません。
ありがとう (いろいろと)
11月25日全国ロードショー  出演 赤井英和、田中好子、薬師丸ひろ子 ほか  
ありがとう (skywave blog)
阪神淡路大震災で何もかも失ったカメラ屋のおやじ。なぜが、ゴルフクラブだけが、残っていた。これは、「ゴルフで飯を食え」との神の思し召しと思い、プロテストに挑戦する。還暦
映画:ありがとう 試写会 (駒吉の日記)
ありがとう 試写会@ニッショーホール 「3つの顔をみた」 『自分はもういいからと死んでゆく顔、自分さえよければいいという顔、人のために一生懸命な顔・・・』 3/4は被災から復興まで、1/4はプロゴルファーを目指すというストーリー。 未曾有の災害 ...
ありがとう(日本) (映画でココロの筋トレ)
鑑賞券が届きました! なぜだか職場にもポスターが貼られている映画「ありがとう」を観ました! ( → 公式HP  ) 出演:赤井英和 、田中好子 、薬師丸ひろ子 、尾野真千子 、前田綾花 、光石研 、尾美としのり 、柏原収史 上映時間:1 ...
「ありがとう」:虎ノ門二丁目バス停付近の会話 (【映画がはねたら、都バスに乗って】)
{/kaeru_en4/}「日本消防会館」って日本中の消防士がいるのかな。 {/hiyo_en2/}消防署じゃないから、ここにはいないと思うけど。 {/kaeru_en4/}阪神・淡路大震災のときは、消防士も大活躍だったけどな。 {/hiyo_en2/}消防士じゃないけど、被災者の救出に大活躍し ...
ありがとう (とにかく、映画好きなもので。)
 1995年の1月17日。あの日起こった出来事は阪神・淡路大震災として今でも思い起こされる。  早朝に唐突に起こった地震に、カメラ屋を営む古市忠夫(赤井英和)は家族を避難させ、消防団として町の人々の救助に当たる。  しかし、そこ ...
ありがとう(06・日) (no movie no life)
「町の復興、家族の復興、俺の復興やな。」 人間ってすごいなと素直に思えた。何歳だろうと挑戦し続ける人間。そして、生き抜こうとする力。 阪神・淡路大震災の「地獄」から5年後、ひとりのプロゴルファーが誕生した。古市忠夫(赤井秀和)。震災で経営してい ...
ありがとう (cinema village)
コメント無きTBは承認いたしません。 ★★★ 更紗評/神戸淡路大震災。 あの日、広島でもかなりの揺れが起こりました。 揺れ自体はそんなにも大きくないけれど とにかく永かった。 そして会社で見るニュースで時間が経過するたびに 死者の数が増えていってた。 ...
[ ありがとう ]崖から手を離す勇気 (アロハ坊主の日がな一日)
[ ありがとう ]@渋谷で鑑賞 この作品にとって、たぶん僕はターゲットではないと観 る前から思っていた。もう少し年配者向けの映画だとい う気はしていた。例えば、時代劇を好むような人だとか。 しかしこの作品はどうしても観たいと思い、上映が終了す ...
ありがとう (☆彡映画鑑賞日記☆彡)
 『1995年1月17日 阪神淡路大震災発生 これは、再び笑顔を取り戻した人々の 勇気と感動の実話。』  コチラの「ありがとう」は、11/25公開の文部科学省選定、文化庁支援、日本赤十字社支援って言うちょっと堅苦しい感じのしちゃう映画なんですが、試写会で観てきち...