ネタバレ映画館

映画ドットコムに記事を移行してます!

ありがとう、トニ・エルドマン

2017-09-21 18:33:01 | 映画2017
 俺のアイデアを盗むな!

 大きな仕事を任されたイネス(ザンドラ・ヒュラー)。仕事が終わってもレセプション参加、さらには接待と、バリバリ働くスーパーキャリアウーマンといった感じ。大切なプレゼンも控え、忙しい最中に会社にひょいと現れた父親ヴィンフリート(ペーター・ジモニシェック)。しょうがないからと、会社関係のレセプションに連れていくことになった。そんな大切な場所において、「娘の代わりに娘を雇った」だの平気で顧客にまでしゃべりかけてしまう。

 「お前、人間か?」などと多忙な娘に対して驚きを隠せない様子のヴィンフリート。異国の地できびきびと立ち振る舞う娘を心配でしょうがない。お酒の場でも出っ歯の付け歯を付けたり外したりと茶目っ気たっぷりだが、相手にしてみれば不気味に映るに違いない。嫌々ながらも父と共に行動し、ようやく帰国してくれたかと思っていたら、妙なカツラを被って“トニ・エルドマン”と名乗り、会社にまた現れる父。ブーブークッション持参でまたしても娘に迷惑をかけるのだ。トニ・エルドマンとして女子会にまで乱入。「リムジンを待たせているから」と早々と退散するが、本当にリムジン借りているとは(驚)

 大事な顧客とも一緒に行動して、珍行動にヤキモキする娘であったが、知り合った女性宅まで連れていかれ、卵のカラーリングなどを教わったかと思ったら、突然ホイットニー・ヒューストンの曲を歌わされる。さすが元音楽教師でもある父の伴奏も上手で、顔を真っ赤にしながら歌いきるイネスの姿にちょっと感動。ストレスを発散して、何かが吹っ切れたような一瞬でした。

 イネスの誕生日会で、ドレスのファスナーが上がらなかったために突如全裸パーティと化してしまった。同僚たちが次々と現れる中、毛むくじゃらの怪しい着ぐるみ男がやってきた。異様な雰囲気には驚きと笑い溢れるのだが、それが父だと気づいたイネス。全裸パーティと化したところで何かが弾け飛んだかのようだったが、ここで父の愛情を確信する。

 162分という長尺だと知らずに観に行ったおかげで、いつ終わるのかと心配になってしまいました。仕事関係のシーンが多すぎるという点以外は概ね満足できましたが、やっぱり2時間弱くらいに収めてほしかった。


★★★・・

コメント   トラックバック (3)   この記事についてブログを書く
« 予兆 散歩する侵略者 第1話... | トップ | スクランブル »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

映画2017」カテゴリの最新記事

3 トラックバック

ありがとう、トニ・エルドマン (映画的・絵画的・音楽的)
 『ありがとう、トニ・エルドマン』を新宿武蔵野館で見ました。 (1)予告編を見て面白そうと思って映画館に行ってきました。  本作(注1)の冒頭では、一軒の住宅が映し出され、......
ありがとう、トニ・エルドマン (映画と本の『たんぽぽ館』)
うざったい、イタい、空気読まない父 * * * * * * * * * * 陽気で悪ふざけが大好きなヴィンフリート。 彼の娘イネスはコンサルタント会社に勤務し、 今はル......
ありがとう、トニ・エルドマン★★★★ (パピとママ映画のblog)
アカデミー賞外国語映画賞ノミネートをはじめ2016年度の映画賞レースを席巻した異色のコメディ・ドラマ。仕事一筋のキャリアウーマンが、悪ふざけが好きな父の突然の訪問に当惑し......