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マスカレード・ホテル

2019-01-22 12:48:57 | 映画2019


 エンドクレジットで映画館の会場がどよめくのは久しぶり。明石家さんま(友情出演)と書かれているではないか!こういう場合はほとんどがこれから出るんだぞと目を凝らしてみるも、見つからず。結局はリピートしなきゃダメってことなんですね(笑)。

 結果から言うと、かなり良く仕上がってた。原作は映画を観てからにしようと思い、全く読む気なしだったが、意外と伏線だらけだったのを文章でどう書いてあるのかが気になってしょうがない。まずは文鎮、ペーパーウェイトというお洒落な言葉は苦手なので文鎮です(文珍じゃない)。長澤が何度もホテルロゴの入った文鎮を丁寧に揃えておくシーンによって、何かあるな?と最後まで楽しみにさせてくれるほど。それをキムタクがしつこいほどに観察していることだ。まさか彼女が犯人のターゲットだなんて絶対にわからないのですが、これも「部屋番号を教えてはいけない」というエピソードの一つに繋がっていたのだ。

 こうなってくると、一見して関係なさそうなエピソードも謎解きストーリーのどこかに少しずつ絡んでくる。冒頭の濱田岳だって部屋のグレードアップという点においてはちゃんとストーリーテラーの一部を担っていた。有名人の不倫カップルの使う小細工だとか、ストーカーの性格だとか、怪しい人間たちのちょっとした部分が全体に絡んでくる。

 そんな全体的な面白さもさることながら、一番ビックリしたのは真犯人の正体でしょ!年末の『来る』ではイマイチだったけど、『告白』が劇場公開されたときの衝撃に似たようなものがありましたよ。ついでに思い出したのが『THE有頂天ホテル』での松たか子。中国人ぽく片言の日本語を喋るシーンが忘れられない。と、見ると、日本映画におけるホテル映画へのオマージュも感じられると同時に、同監督の失敗作であると思われる『本能寺ホテル』の反省のもとに作られていたのかもしれないな。TVドラマの『ホテル』の高嶋の兄を出演させてるのもそれなのかもしれません。

 映画としてはラストが蛇足気味。小日向がわざとらしくワインを飲んで帰るシーンなんて見たくありませんでした。マイレビューとしてもちょいと蛇足気味にしますが、ホテルを扱った作品として、かつては森村誠一が推理小説界の第一人者となりました。ずっとファンだったので、元ホテルマンの小説はホテル業界の内情を赤裸々に描いてあったのを覚えています。そこで得た知識があってか、マスターキーがあるだろ!などと突っ込みもさせてくれないほど、映画では上手く処理してあったように思います。ただ、電話のトリックだけはいただけなかった。そんなもん発信履歴を調べるりゃわかるやろ!!で、減点。


★★★★・

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