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プーと大人になった僕

2018-10-15 17:40:35 | 映画2018


 トリクルダウン失敗。さかさまにすればいいじゃん!

 少年時代に“100エーカーの森”でプーや仲間たちと楽しい日々を送っていたクリストファー・ロビンもロンドンの寄宿学校に転校するため、彼らと別れる日がやってきた。プー、ピグレット、イーヨー、ティガーetc.

 第二次世界大戦も経験し、戦後、旅行鞄の会社に勤めていたクリストファー(ユアン・マクレガー)。イヴリン(ヘイリー・アトウェル)と結婚し、娘マデリンもできた。しかし、戦争の影響で会社の経費を20パーセント削減しなければならないとの命を受けて、激務に追われ、家族ともすれ違いの日々が続いていた。そんな時、プーが森で迷い、ロンドンの街中に突如現れ、二人は驚きの再会を果たす。

 大人目線で観ると、経費節減のためにリストラを命令させられた中間管理職の多忙と、同僚をクビにしなければならない辛さがうかがえる。戦争の影響は計り知れないものがあり、人々が娯楽に時間を費やすこともままならない時代。高価な旅行鞄なんてなかなか売れないのだ。仕事が好きなの?と聞かれると返答に困ってしまう一般的なお父さんになってしまっていたのだから、純真な子どものままのプーと再会して戸惑うこともうなずけるのです。

 “Nothing comes from nothing”、“something not to do”が頻繁に使われてます。気楽で子供心を持ったままのプーたち。脳みそが小さいからだと自嘲気味に語ってること自体、ほろりと涙がこぼれ落ちてしまいました。同じ熊でもパディントンやテッドと違い、友達と遊ぶという本能だけで生きてるところが可愛くてしょうがない。

 おおざっぱなストーリーは、大人が子ども(動物含む)から学んだということなのでしょう。嫌味な上司ジャイルズ(マーク・ゲイティス)が、自分が休日返上してプレゼン準備しているのに気楽にゴルフを楽しんでいたことがわかり、それが引き金となってしまいました。そんなブラック企業辞めちゃえ!と、今の時代なら思えるのでしょうけど、当時のイギリスも終身雇用が当たり前だったのかな。

 作成した書類が全部吹き飛んでいったけど、最後に残ったのがピラミッド型の図が描かれた一枚。経済ピラミッドの図をさかさまに見るとハッと気づく。旅行鞄の購入層は金持ちだとハッキリ言っていたし、今の世でも通用する概念だ。これをトリクルダウンといった言葉を巧みに使って国民を騙し続けるアベちゃん政治と妙に重なる。ゴルフ好きでもあるし(笑)


★★★★・

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