チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

シルク伝道師

2022年10月17日 09時50分19秒 | 日記
絹の強さ賢さ優しさをしっかっり伝授して、日本国土にまた養蚕の復活を目指したいと思う
そういう思いで「シルク伝道師養成講座」を開くといったら、10人の定員が埋まった。嬉しい
講座が終わったら即伝道師になって世のため人のために尽くしてほしいと願う

日本という国は知れば知るほど不思議な力を持っている
この22日土曜日の「比佐子つれづれ」には、徳島で「阿波古事記研究会」を主宰していらっしゃる「三村隆範」さんがいらしてくださる

阿波徳島は魏志倭人伝にも登場する地域で、古代倭国はこの地であったであろうという観点で見ると、古代史が腑に落ちる
チャ子ちゃん先生は「麁服と會服」(電波社)おいう安間信裕さんとの共著を出版したとき、どうして徳島の三木家で大麻が栽培され、何故忌部神社で麁服の布が織られ皇居に献納されるのか、その根本が分からねば「即位の儀」の意味も不明になる

そういう思いで忌部を研究し、古事記を読み三村先生と出会った
そして私なりに、神山町にある忌部の租オオゲツヒメの神社にお参りし、美馬市全体が忌部の町で職能集団として「倭の国」の文明を築き上げたのだと理解した。そしてどなたも口に出しておっしゃらないが、美馬市の三木家が植えている大麻の場所こそが「高天原」。だからこそ「即位の儀」ではこの地で生まれた大麻の繊維でないと意味がないと納得

さて麁服は大麻、會服は絹。本来この絹の産地も決まっていた、それは三河国(愛知県)の稲武町で作られたもの、いまでもたった一軒の養蚕農家がこの儀式のために作っているけれど、古式にのっとった作り方はすたれて行っている
この様子が残念だと、今は若い方々が立ち上がって、桑を植える所から、いい糸を作るまでの工程の見直しをしながら、生産を進めている

本来は国がやるべき仕事だと思うが、それが出来ていないので、私たち気が付いた人たちが日本の未来のために行動を起こさなければならない

大麻は栽培禁止になっている、しかし志のある方々が大麻文化を絶やさないように頑張っている

絹の方は自然に寂れて行ってしまった。「なぜだろう」
シルク伝道師たちはその「なぜ?」から学んでいっていただきたいと思っている

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