チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

良い加減の植物染料

2015年10月06日 11時25分00秒 | 日記
日本人は何でも植物を染料にした
そのために日本は色が豊富
日本人の瞳は一瞬に38種類の色を見分けられるのだそうだ
其れがけ細やかな色の区別ができるというのだから凄い

今は夕日が美しいので
其の夕日の色を数えてみると好い
微妙なグラデーションを何色何色と一つ一つを言えるのか
それはだれにできないと思う

最近に和の言葉の色を好む人が多い
例えば「茜色」と一口に言っても
10人居れば10人の思う色が違うと思う

確かに茜で染めた着物を持っているが
毎年色が変化する
その都度「これが今年の茜」と云うことになる

植物染料はその日の気温湿度、太陽の光線の具合
染める人の体温、何を食べたか、どんな感情であったか
其れで全く色が違ってくる

化学染料のようにグラムで計って色を安定させることとは
全く違う時点にいるのが植物染料であろう

最近植物染料を歌っている染色家の中でも
色が常に安定している人がいる
天才なのか嘘なのか

ソレハもう人格の問題かもしれない
それにしても植物は色んな色を私達に届けてくれる
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