チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

交尾・割愛

2017年06月28日 14時24分17秒 | 日記
何事?
蚕のこと
今まさに当方では蚕の交尾シーズン
メスのほうがふっくらとして大きいので蛾に成長するとわかりやい

繭から自力で出口を開けて出てきて
すぐに交尾の相手を探す
今現在当方では男が余っていて男同士でも交尾しようとするオカマ気質の児もいておかしい

どうしてオスが余るか
交尾は三時間でいないで離すという決まりがある
しかし構造上どちらかが息絶えないと離れないようになっているので
ニンゲンの手で割愛する
割愛という言葉はここから出てきたらしい

割愛したあと雌を隔離して卵を産ませる
しかしオスは遺伝子学的に見てまだ満足していないので
次なる相手を探し羽をバタつかせる

当方は場所が狭いからオスたちのそばに紙コップの囲いを作ってメスを入れてあるが
その囲いを伝わって卵を産んでいるのに其処に入って交尾している勇者もいる

蚕がまだ天然であった頃
こういう割愛などなかったのだ
確かに桑蚕と言われる天然の蚕は交尾は一回だと聞く

人が自分たちのために糸を取り
糸をたくさん欲しいので卵をたくさん産ませて子孫を作り
繭の生産率を高めたのだと思う

生命態を壊してまで大量生産をしてきたのだ
今着物が売れなくなったというのもこういう自然法則をニンゲンの手で壊したからではないかと思う


コメント
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