チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

門松のアレコレ

2014年12月27日 11時34分57秒 | 日記
やはり十二社の「頭」の門松が東京中で一番気品がある
竹三本の太さが均一され迎えの松の枝振りも良い
さらに竹の頂上を斜めに切り落とし
小さな切り口を開けて竹全体がにこにこ笑っている姿を現している

最近は竹の頂上を丸くするのが流行
なぜなら怪我をしないようにと言う配慮だそうな
其れをやってしまうと門松の笑いをとってしまう
何が本当なのかが消えていく

門松は人が幸せになるためのものだが
そこに「神」が降りてこなければ意味がない
「歳神様」をお出迎えし
竹のように真っ直ぐ
松のように永遠の緑を言祝ぐ生命の尊さ
梅は二季にわたって咲き形が良く香りも良い
春をいち早く知らせる伝道者

この三つの特徴を生かして清く造るのが門松
チャコちゃん先生ご贔屓の「十二社の頭」の手による門松は
とてもとても貴くて凜としている
生きている間に
この「頭」の門松のに合う家に住みたい

この梅の作り方に毎年頭が下がる
この「梅」だけは「頭」の手による
日本人で良かった!と感じる瞬間
コメント
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