チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

畳の尊さ

2014年10月16日 14時01分21秒 | 日記
半衿つけをしている若い人に
「畳屋さんみたいな針遣いしないでね」
「?」

手仕事の畳屋さんは、太い畳針を持って
ひと針ひと針上から下、下から上と針を用いて縫っていく
最も最近はスイスイと機械で縫う店も多い
チャコちゃん先生の住んでいるところでは
未だに畳屋さんが出張してきて
ひと針ひと針縫っていくので
その作業を眺めているだけでも楽しくなる

最近の方は半衿を付けるときも
運針のように針を滑らすのではなく畳屋さんのように縫っていく人が多い

針仕事というのはかなりすたれていて
針を持つ生活は必要ないのかもしれないと思う

ぼたん付けもかぎ裂きをかがるのも
もはやみんなプロの仕事になっている
針を持たないと本当のおしゃれはできないのだがーー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする