ドコモは、4月25日に開催された決算発表で代表取締役社長の加藤薫氏が明らかにしたところによると、2014年度中にLTE-Advancedの技術を導入し、理論値で下り最大225Mbpsのサービスを開始するとのこと。さらにその後の5Gではなんと10Gbpsを目指しているとのこと。この進歩が止まる時があるのだろうか?と、考えてしまう。
下り225Mbpsのサービスは、キャリアアグリゲーション(CA)の技術を用いて、合計で30MHz幅の帯域を利用して提供される。また、2014年夏モデルのスマートフォンが対応する予定のVoLTEでは、周波数の利用効率が従来の3倍になり、高音質で低遅延という特徴があることをアピールした。
この発表会では、LTEの利用者が順調に伸びて2013年度末で約2200万契約、スマートフォン利用者の8割に上ることが明らかにされ、LTE契約者数で世界第3位(1位Verizon、2位AT&T、4位Sprint Nextel、5位SK Telecom)となるようだ。2014年度は、LTE基地局を13年度末の55,300局から95,300局へと1.7倍と大幅増し、そのうち100Mbps以上対応基地局10倍へ増強する方針も発表された。
(画像は、2014年3月期 決算説明会資料より)