NECは、NECカシオモバイルコミュニケーションズが担当する携帯電話事業を見直し、スマートフォンの新規開発と生産を終了すると発表した。
NECカシオは、7月31日付でスマートフォンの新規開発を終了する。現在販売中の機種をもって、生産と販売を終了し、スマートフォンについては事業から撤退する形になる。スマートフォンに関する保守は継続する。
従来型携帯電話については、一定の需要(4~6月期の出荷台数のうち約55%が従来型携帯電話)が見込めるとして生産を継続する。という。タブレット事業についても継続する。
NECは発表の中で、4~6月期の携帯電話出荷台数は45万台と、前年同期の80万台から減少した。これにより、同社の4~6月期営業損益は前年同期から約30億円悪化し、90億円程度の赤字になった。「スマホへの取り組みが遅れ、魅力ある商品の開発ができなかった」とし、競争力を維持・強化するためのスケールメリットが出せず、業績の改善を見通すことが難しいと判断し、スマートフォン事業からの撤退を決定したとしている。
一旦は、スマートフォン事業からの撤退報道を否定していたが、やはり撤退を正式発表した。スマートフォンを開発する国産メーカがまた一つ減ることになり寂しい限りだ。これでパナソニックまでも撤退してしまったらどうなってしまうのでしょう?
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