総務省が発表した、2012年末時点の通信利用動向調査によると、ネット利用はPCからスマホ/タブレットへ移行しつつあることが明らかになった。
世帯を対象とした調査は2013年1~3月、20歳以上の世帯主がいる全国の世帯を対象に郵送で実施し、2万418世帯から有効回答を得た。
これによると、主な通信機器の世帯保有状況は、スマートフォンを含む携帯電話・PHSは前年と変わらず。ただし、スマートフォンだけをみると世帯保有率は49.5%となり、前年の29.3%から大きく増加した。タブレット端末も15.3%となり、前年の8.5%から増加している。
パソコンの保有状況も2009年をピークに減少傾向を示していたが、さらに今回は75.8%へと、前年の77.4%から減少した。固定電話も79.3%で前年の83.8%から、FAXも41.5%で前年の45.0%から、それぞれ減少している。
インターネット利用率は、全体では前年比でほぼ横ばいだが、自宅のパソコンからの利用が、前年の62.6%からは59.5%へと減少。自宅以外のパソコンも、前年の39.3%から34.1%へと減少している。要するにパソコンからのインターネット利用が減少しているということだ。
この傾向は、今後さらに進むと予想される。PCの売り上げが落ち込み、タブレットやスマートフォンの売り上げが伸びていることからも伺える。確かに、ちょっとした調べ物くらいなら、タブレットやスマートフォンの方が圧倒的に便利だ。パソコンが立ち上がってくるのを待つ必要もないし、寝転がっても利用できるしね!