ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

最後の手紙

2017-07-15 10:07:08 | 多岐川琉聖
俺は最近能楽と組む事が増えた。
追風の謡を使った乱射徒党。
三貴神射儀の登場で更に腕力神典が増えてきている。

神典に蓄積値というものができ
ボス戦でも多少火力の加担として参加できるようにもなった。



それでも
俺は神職だと思っている。



これだけ矢を撃てるようになると
様々な不満を抱える方もでてくるが
あくまで神典は神職なのだ。


気合詠唱 与生気すら怠る神典を誘うくらいなら
陰陽師や武芸を誘うだろう。



俺がよく組む傾奇はどんな特化でも
気合管理を妥協しない。
素晴らしいと思う。


傾奇と組む事で薬をがぶ飲みしなくて済むし
与生気のかけ合いは俺達にしか出来ない特権だ。


気合詠唱という枠で十分生き残れる。
それぞれの職 それぞれの特化が
優遇されている部分と不遇な部分とがあって
そのバランスを壊してはいけない。


少なくとも俺はそう思う。



あれだけ攻撃したかった低lvの頃。
成長と共に俺の考えは変わっていった。
みんな自分の特化が可愛い。
あわよくば自分の特化だけで強敵を倒せる程
優遇されればいいのにと思う。

だがそれは
この世のバランスを崩してしまう事になるのだ。

もがくからこそ解決の糸口が見つかった時
この職である事に誇りを持てるのだと。





もう冥神さんに報告の手紙を書く事は必要無いだろう。
俺がここで学んだ全ては彼女の中で十分活かされている。

武芸に憧れる気持ちは正直消える事は無い。
だが今は思う。



神主という職を与えてくれてありがとう と。




冥神さんとはどんな巫女なのか。


ドン臭いんだろうな
長女というには頼りないんだろうな
天然なんだろうな


そんなイメージばかりだ。


だからこそ正直
彼女が野良でここまで来れるとは思ってもみなかった。
よほど良い方々に出逢っているのだろう。



「お友達は出来ましたか?」


こういう事を書く所は本当に変わらないな。
俺にとってはどうでも良い質問を必ず最後に投げかけてくる。







これが最後だ。

今まで神職としての話しか書くことは無かったが
少しだけ俺の事を書いてやる。


会う事は永遠に無い。
俺がどんな神主なのかも見る事は出来ない。
彼女が今後どうなるのかも俺には見えない。



教える事も報告する事も無くなった今
俺達がこうして繋がっている意味は無くなった。
まだ先へ進むというなら
辛い事を受け止める覚悟が必要だ。




負けるなよ





俺は彼女からの手紙をしまいこむと筆をとった。

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