ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

交流の輪

2017-06-30 09:22:18 | 大渓眞子
成長を止めている最中だった私だが
せっかくの刀を振り回せない日々はストレスが貯まり
時々陸1の狩りへと出向いていた。

人数が揃わなければ入る事が許されない龍隠門。
党首をすれば人はすぐに集まった。


攻撃力を上げなければ強くはなれない武芸にとって
潜在や装備はもちろんだがLVはカンスト目指すのが基本。


物理アタッカーとしてメインで動くのだから
当然ながら攻撃力が全て。

攻撃が当たる当たらないは別として…。

だからボスへ行くなら少しLVが高い位で丁度いい。
私はそう思っている。


序盤盾として動く事が多かった武芸。
看破も術止めも当たり前だった。
今はそういった必要があまり無いまま中級の特化クエを終える。

看破をしない武芸。

そんな噂を耳にする事が多くなった。

軍学予定の方を除き実装枠は相当厳しいのが現実。
確かに武芸はメインアタとして徒党に入る事が多い。
武士と行動を共にする事も少なくない武芸にとって
全てを丸投げしたくなる気持ちもわからなくはない。


この意見には賛否両論あって
早く敵を落としたいならアタックが休む事無く動く方が良い。
武芸と言っても侍なのだから出来るサポはするべき。


どちらも間違っていない気がしていた。


場合によるのかな とも思うけれど
やはり私は看破を実装するべきと考える派だ。


それはやはり昔盾寄りな動きをしていた習慣から来ているのかもと感じる。
「イザという時」というのは自分が想像している以上に起こりえるもの。
せっかく技能を持っているのだから助け合うべきだと私は思う。





「ボスは武芸も看破を実装した方がいいと思うよ?みんなと連携しながら術止めもね^^
アタックだけじゃなくサポも出来たらきっと格好良いし^^」


「確かに!!そうですよね!!」


天光さんの養子である岳さんは武芸だ。
まだ特化を取得したばかりだけど
私は自分の知る限りの知識を彼に教えていた。

岳さんはきっと私なんかよりずっとずっと強くなる…。
負けず嫌いは兄弟共通の性格ね。




「こんにちは^^眞子さん!はちがね使いますか?w」

無線機に刃君の声が響く。

「お^^使う使うー^^」

「練習でちょっと作ってみたんですけど狩り用にどうぞw」

「ありがと^^じゃ屋敷で受け取ろうかな^^」

「了解^^売り子の~」



作ってくれた「はちがね」はお世辞にもボスで使える代物では無い。
それでも姉様に装備の全てを委ねている私には
狩り装備として十分なものだった。
なにより知人からの初めての装備だ。


「眞子さん良い装備してますねー^^」

屋敷で久しぶりに合う刃君。
特化を済ませ大きく成長していた。

「いやいやいや。全て姉様に任せっきりだし変に見た目にこだわるから
ただの着せ替え人形だよー?」

私は笑う。

生命付与の足りない装備。
身分に合う装備を装着しなければならない為
決して良い装備とは言えないが初心者さんにはそう映るのかもしれない。


「もし今暇でしたらちょっと狩りでもいきませんか?^^」

「いいね^^どこいこっかー?」

「経験欲しいんで千引なんてどうですかね?^^」

「ほうほう^^おkだよー。」

「知人が織田に居るんですけどちょっとLV低いんで千引辺りが丁度いいかも^^」


千引なら岳さんも行けそうね。


「私も1人知人連れてっていいかな?^^」

「おお!どうぞどうぞ^^」



こうして私達はそれぞれの知人を連れ屋敷へと集まる事になった。

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