ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

名物録

2017-09-26 16:29:17 | 冥神真琴
観光好きな私は絵巻の為
空いた時間を使って時々名物録の収集にあたっていた。
通常茶屋で購入出来る物や知行品での食事は楽市で揃ったのだが
ここからが難関だった。

敵が隠し持っている食料。
しかも必ず落としてくれるとは限らない。

それでも昔に比べたらソロでも倒せない敵では無く
久しぶりに腕が鳴る。
楽市でも売ってくれている方が居る為
よく手に出来る油揚げあたりは購入しても良さそう。
安値で売っているし…。

情報をメモしたものを手に楽市で探す。

特上のうな丼…。
なんて価格なんだ…。


ドロップする敵は…

私はメモに目を通す。

浜名湖の大鰻…。

この価格設定を見る限り相当手に入りにくいのか
はたまた強敵なのか…。



後は すっぱい梅干し。
これに限っては楽市では見つける事が出来なかった。


梅干し婆。
そのまんまの敵…。


とりあえずお高いうな丼から行ってみようかな。
私は修羅装備に着替えると遠江へと向かった。


地図を片手に走り回る。
なんだか懐かしい。
浜名湖を囲むように険しい山々。
レアな敵だとしたら探すのに苦労するかも…。


歩き回る敵をぼんやり見ながら
ふっと琉聖の言葉を思い出す。

ここは死の頭巾をドロップする敵が居たはず。
彼は昔ソロで懸命に敵を倒しに行った事があると言っていた。
丹の普及で今はそこまで欲しがる人も居ないけれど
私も売り子を見てはその価格に諦めた代物だった。

ちょっと狩ってみようかな…。
おもわず弓を構える。
神儀招風で敵を落としていく。

こんなに弱かったっけ…。
敵の生命は驚くほど少なかった。
時代が変わったんだな と私は倒れて消えゆく敵を見つめていた。




「何やってるんですかwそんな所でw」

岳さんから無線機にお声が入る。

「食事探し^^」

「えw」

「特上のうな丼探してる^^」

「何ですかそれwよくわからないけど僕も手伝いますよ!」

「本当^^?助かるー^^」


岳さんは本当にタイミングよくお声をくれる。



特上のうな丼が何故こんなにも高価なのか。
その理由を私はつくづく思い知る事になるのだった。

2 コメント

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戦国の車窓から (真宮寺八雲)
2017-09-26 19:53:21
観光、素敵ですよね。
私の前世である忍者も、全国を歩き回る為に出奔したと、夢枕で話しておりました。
食べ物といえば、山賊町のお頭殿が敵の落とす食物を欲しておりましたな。
何でも良いので、との事。お腹を壊さねば良いのですが。
かく言う私も、遠方を歩き回り、景色を見たり、様々な敵を眺めたりするのが楽しみです。
評定の依頼がてら、不思議な笛ですぐ帰る事ができるのを良いことに、山奥へ足を運んだりしております。
大きな熊や天狗様、様々な魑魅魍魎など、何とも魅力的な方々が、、、
ああ、そうだ。
大和の『吉野の暴れ仏』さま。
緑の草原を雄々しく闊歩なさるお姿は、仏僧である私でなくとも、手を合わさずにはいられないであろうと思うほどの神々しさでありました。


性分でありましょうか、良いものを読むと思わず一言添えたくなってしまいます。
ご迷惑であれば差し控えますので、お申し付けくださいませ。
素敵なお話 (冥神真琴)
2017-09-26 21:03:20
共感して頂けて嬉しく思います。
吉野の暴れ仏さんいらっしゃいますね。
初めて拝んだ時はその大きさに
とても驚いたものです。
絵巻が実装されそれを埋める為
走り回った方も多いと思いますが
ふっと山の合間から見える月だったり
海沿いの夕日だったり
素敵な景色がこの世には
たくさんあると感じています。
山奥へ行けば行く程
何かレアな敵が居るのではないかと
そう思ってしまうのはきっと
私もそうなのですが
昔野外を走り回っていた方の
特徴なのかなと思ったりします^^
またお話聞かせて下さいませ。

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