角換わり腰掛け銀って、どうやって組むのが最善なの(・_・???)
・・いきなりで恐縮ですが
冗談ぬいて、まず一番ぶち当たった疑問です。
棋書や棋譜並べをしていれば身につくものですが、ほとんど
指してこなかったということもあり...
本研究ブログでは、この局面を中心に、もっとも基本な攻め方から
最新型まで模索していくのですが、
1・ここに至るまで、工夫を施すことはできないか?
2・新しい変化が潜んでいないか?
この二つを踏まえ、独自工夫を凝らした駒組みを
紹介していきます。
初手より
▲76歩△84歩▲26歩△32金▲78金△85歩▲77角
△34歩▲88銀△77角成▲同銀△42銀▲38銀
△72銀▲46歩△64歩▲47銀△63銀
▲58金△52金(図)
ここまではよくある進行。
普通は▲68玉や▲56銀ですが、少し工夫してみます。
▲96歩△94歩▲16歩△14歩(図)
なぜこのタイミングで両方の端をついておくのか?
それは、「右玉」の可能性を踏まえてのこと。
結論を先にかけば、右玉においての▲96歩△94歩は、
右玉側が得することが多いのです。
それはなぜか?
再掲
▲36歩△54銀▲37桂△44歩▲29飛△41玉
▲48玉△31玉▲25歩△33銀▲56歩△74歩
▲38玉△22玉▲66銀(図)
自然に進めば、このような進行になります。
この時、▲96歩をついている効果により、
△86歩と交換を挑まれても
▲同歩△同飛▲97角△83飛▲64角
△73桂▲84歩△93飛▲77桂(図)
ここまで進むと先手有利。
△63金には▲89飛!と回り、△82歩と受けても
▲85桂△同桂▲82角成で突破できる。
▲96歩の効果により、▲97角という返し技が実現しました。
端を突くポイントは、この時で
1・▲59玉の状態で、右玉の可能性を残している
2・▲66歩や▲56銀と上がっていない
これを踏まえて▲96歩と突く。
このタイミングなら、後手は挨拶スルーは考えづらい。
右玉を組んでからだと、経験上△94歩と
突き返してくれることは少ないのです。
再掲
☆ 結 論 ☆
図の局面で▲96歩△94歩の交換をいれれば、
右玉を指すときに若干得が出来る。
本題とは少しそれましたが、このような変化があることも
踏まえて、次回からは腰掛け銀について
本格的に探求していきます。
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