一昨年の11月に、四天王寺で「「聖徳太子はいなかった」説の誕生と終焉」と題するお笑い講演をやりました。
その短縮版が、今回、四天王寺の雑誌、『四天王寺』第812号に掲載されました。「令和5年1・2月号」という形ですので、1月配布ですが、奥付の日付は2022年12月23日ということにになっており、雑誌を届けていただいたのは本日です(有難うございます)。
1時間半の講演の短縮版とはいえ、B5版の3段組であって字がびっしりとつまっているため、かなりの情報量になっています。内容は、このブログで以前紹介した通りです(こちら)。末尾は、
太子については、確かに史実でない伝承が多く、批判的に研究しなければならないことはたくさん残っています。ただ、大山氏流の「聖徳太子はいなかった」説は終わった、ということだけは断言して良いと思います。「厩戸王」という名も、次の指導要領が発表されたら、教科書から消えることになるでしょう。
となっています。
この『四天王寺』誌は、かなりの数が刊行配布されているそうですので、関心を持つ人たちが、これによって「聖徳太子はいなかった」説が生まれてきた背景と、現在の状況を理解できるでしょう(PDFは、こちら)。