タイトルにあるように、「偽の『五憲法』と『先代旧事本紀大成経』関連」というコーナーを新設しました。
前に書いたように、このブログの当初の狙いであった「聖徳太子はいなかった説」を撃破するという目的は果たしました。しかし、そうなると、「ほら見ろ!」ということで、また戦前のように、聖徳太子を利用して国家主義をあおろうとしたり、旧道徳を押しつけようとしたりする人々が元気づき、盛んに活動し始める可能性があります。
ただ、「憲法十七条」は「神」にも「孝」にも触れていませんので、三波春夫のように(こちら)、それらをも説いてくれている江戸時代の偽作、『聖徳太子五憲法』に飛びつき、利用しようとすることが懸念されるにとどまらず、実際、そうした例が出始めました。
私が長らく尊重して来た小倉豊文は、真の聖徳太子のあり方を明らかにしようと努めていたため、伝説をそのまま信じて太子を過度に神格化しようとうする人々、とりわけ、太子作と称する偽作の『五憲法』を持ち上げる人々を強く批判していました(こちら)。
ですから、このコーナーでは、『五憲法』と、それを含む江戸時代の偽史であって聖徳太子の作(編纂)と称する『先代旧事本紀大成経』について、批判的に検討してゆくことにします。
『大成経』は、聖徳太子信仰の材料としても、また江戸から明治初期の思想史を考えるうえでもきわめて重要なものですので、これをきっかけとして多くの研究者が『五憲法』と『大成経』に関心を持ち、研究が進むことを期待しています。
なお、これまで『五憲法』については何度も記事で触れていますが、それが中心となっている記事を、この新コーナーに移しました。内容は変えておらず、訂正する場合は、【追記】などの形で行います。





