カインとアベル 第15話

■第15話　静かなる逆襲

中国で命を狙ったのは人物は、"チェ・ボックン"だと
オ理事から聞いたチョインは、直接チェ社長に会いに行きました！
そして、清州で命を狙った人物がソヌであることを
聞かされることになるのでした

「中国～清州での件をすべて知っている人物から連絡があった」
と聞いたソヌは、
「それがチョインならば、チェ社長と一緒に殺してしまえ！」
とチェ・チスに命じ、チョインとチェ社長の約束の場所に
チスを送るのでした・・・

チョインを殺害しようと、銃を向けたチェ社長でしたが、
チョインはチェ社長と殴り合った時に、
ニューロトキシン入りの注射器を刺したようで、
チェ社長は脱力感を感じて倒れてしまいました
チョインは銃を奪い、人間は狙わずに発砲して外に出ました。
そして、「ニューロトキシン中毒の患者がいる！解毒をお願いします。」
と救急車を呼ぶ電話をかけて去って行きました・・・

その様子を隠れて見ていたチェ・チス。
チョインが去って行った後、
チェ社長とマノのもとへ行き、2人を刃物で刺すのでした
チスから連絡を受けたソヌは、
チョインがチェ社長からどこまで聞いたのか？
不安になり、チョインに電話するのですが、
チョインは無視するのでした・・・

チョインは、なぜ兄に命を狙われなければならないのか？
理解できず、苦しんでいました。

その夜、寮に帰らなかったチョイン。
ヨンジは心配でたまらないのでした・・・
翌日、救急医療センター前でチョインを探していたヨンジ。
ヒョンジュは気付いて声をかけ、
その日、チョインは休暇をとっており、
楊口郡の別荘にいることを伝えました。
ヒョンジュは、チョインが急に休暇を取得したことで、
何かあったのでは？と心配して
ヨンジにチョインの居場所を教えたのでした・・・

仕事を始めたばかりのヨンジは、
先輩にイヤミを言われながらも、休暇を取得して
チョインに会いに行くのでした・・・

チョインの部屋に入ったソヌ。
チョインがホワイトボードに何かを書いていることに気付きました
そして、チョインが自分を疑っていることを知り、
更に不安を募らせるのでした・・・
「すべて知っていたのか・・・いったいどこで？
何を企んでいるのか？イ・チョイン！」

休暇を取得して、別荘にいるチョインは
子供の頃のことを思い出していました。
ソヌは、学校でいじめられたチョインに
「兄ちゃんが死ぬまでお前を守ってやるよ」
と言ってくれたほど、優しいお兄ちゃんだったんですね・・・

そんな中、ヒョンジュからチョインの行き先を聞いたヨンジが
楊口郡の別荘へとやって来ました。
ヨンジが声をかけると、チョインは青ざめた顔で
グッタリしていました
高熱に苦しむチョイン。
ヨンジは、献身的に看病することに。

先生、記憶が戻ったのなら
幸せにならなきゃ。
なぜ苦しむの？
いったい誰が先生を苦しめるの？
もしかしたら、本当は昔から幸せじゃなかったの？

ソヌは、ソヨンを美術館へ連れて行きました。
ソヌがアメリカに行く前に来たことがある場所のようです。
画伯と妻の馴れ初めの話をしたソヌ。
当時、学歴もない貧しい男だった画伯が
「何も買ってやれないが、画家の妻という喜びは与えられる」
とプロポーズしたという素敵な話の後に、
「いつまで生きられるか分からない貧しい男だが、
君を俺の妻にして、幸せにしたい。
キム・ソヨン、俺と結婚してほしい。」
とプロポーズしました！
でもソヨンは、
「こんなことしなくても、一緒にいるわ」と断るのでした。
先のことが分からず、不安でたまらないソヌは、
「俺は、先が分からない。
たとえ、何があってもそばにいると約束してくれるか？」
と確認しました。
ソヌが焦っているのは病気のせいだと思っているソヨンは、
「逃げるように結婚するのはイヤよ。そんなの望まない。
プロポーズはまたの機会にしてくれる？」と言うのでした・・・
ソヌは、ソヨンに謝りました。

ヨンジの看病の甲斐あって、チョインの熱は下がりました
でも、ヨンジは疲れて眠っちゃったみたい
「オ・ヨンジさんって変な人だよね？君は俺のことを看病してくれてたんだろ？
なのに、よく病人より熟睡できるね？しかも、イビキもかいて・・・」
とチョインに言われちゃった
チョインは、ヨンジのイビキで目が覚めたんだって

その日、チョインとヨンジは江原道の街を一緒に歩きました
ヨンジと手を繋いで、楽しそうに歩くチョイン
「チョイン先生、時々 先生のことが分からなくなります。
昨夜は深い憎しみを抱えてる人に見えたのに、
今朝はこの世で一番幸せな人に見える」と言うヨンジ。
チョインは、「俺はソウルに戻ったら、笑わなくなるかもしれない。
でも、君とは関係ないから、誤解しないで。
俺は悪い人間になるかもしれない。」と言うのでした。
ヨンジは、チョインに何があっても信じることを誓うのでした

ヨンジさん、この幸せは
もう二度と訪れないかもしれない・・・

ソウルに戻ったチョインでしたが、
兄に命を狙われたことだけは、父親に話すことができませんでした・・・

脳医学センターの実績報告をするソヌ。
「たった3ヶ月で注目値する結果が得られ、病院の収益増に大きく貢献した。」
と発表するソヌに対し、チョインは
「患者を集めて、金儲けするために脳医学センター設立を推進したんですね～」
と皮肉を言いました。
そして、術後意識が戻らないの患者を多数出しながらも、
「手術は成功した」とするソヌのやり方を痛烈に批判するのでした
そして、父ジョンミンの手術に異議を唱えたチョイン。
事例検討会（ケースカンファレンス）を開催することになりました！

臨時理事会を召集したチョイン。
「ついに動き始めたようね・・・」と警戒するヘジュ。
票集めのために、清州に左遷したパン・テマンを呼び戻すことにしました。

その頃チョインは、「センター建設予定地の贈与契約書」を用意していました。
事例検討会を起爆剤にして、脳医学センターの設立を阻止しようと
しているようです！

父の病室へ行ったソヌ。
ソヌの作戦が「（ジョンミンの）事例検討会だった」と報告。
そして、「起き上がれないよう、たたきつぶしますよ！
期待しててください　父さん。」と話しかけました。
ところがその直後、父の指が動いたことに気付くソヌ
「イ・チョイン、お前には何も渡さない・・・」
そう言って、父の病室を後にしました。

そして、事例検討会の時がやって来ました！
顔を合わせたソヌとチョインでしたが、
チョインは無言でソヌの前を通り過ぎるのでした・・・

そんなところで、第15話終了です
今回は緊迫した雰囲気の中、チョインとヨンジのデートのシーンが
良い癒しとなりました

今回の放送後、ソ・ジソプさんとシン・ヒョンジュンさんの
インタビューもありました～。
ドラマの中では敵対し合う2人ですが、
幅広く活動する俳優のシン・ヒョンジュンさんと
人気俳優ながらも演技に手を抜かず、
若いスタッフたちにも気遣いができるソ・ジソプさん、
共演した印象はかなり好印象なんだそうです