ありがとうございます 第11話

■第11話　偏見との闘い

「迷惑かけたくないから、ソウルへ帰って」と言うヨンシンをギソは抱き寄せたのですが、特に何もせず「帰ろう」と言い出しました。でもギソは、帰り道に突然「キスしてもいいかな？」と言ってヨンシンにキスをしました
ヨンシンは、「私は女じゃない。ポムの母親なの。だから、私を憐れまないで！もう、キスなんてしないで！」とギソを拒むのでした・・・

その頃、ソクヒョンはポムに頼まれたポムドンとダブルバーガーを持ってプルン島へやって来ていました。ソクヒョンは、昼間にウニと行った公園で見かけた親子が羨ましかったのでしょう。ポムのためにローラースケートを買ってきていました。
そこに1人で帰って来たギソ。ソクヒョンは、「ポムは娘だ。俺が父親だ」とソウルの自宅でギソに問われた質問の答えを告げました！「やっぱりな」とギソ。
「犬だって自分の子は捨てねぇ。お前は犬以下だ！悔しかったら、俺を殴れ！」と挑発するギソに、ソクヒョンは拳を握り締め、感情を抑えるのでした・・・

「学校へ行きたい」と言うポムに「天使を狙う悪魔がいっぱいいるから、もう少し待って」とギソ。すると、島の人々が「ポムの噂で観光客は来なくなったし、卵の出荷は断られるし、いつになったら、引っ越すんだ？」とヨンシンのもとへ怒鳴り込んできましたポムとヨンシンを守ろうとするギソが「子供がいるんです。落ち着いてください」と島の人々の怒りを抑えようとするんですけど、「よそ者は黙ってて！」と言われてしまいます。すると、ギソに助けてもらったボラムの父親が「関係ない人に八つ当たりしちゃダメだ！隣町へ行くんだろ？」と言ってくれましたそして、「またボラムに算数を教えてくれ」とポムにお願いするボラム父は、ポムと握手をして帰って行きました1人でも味方になってくれる人がいて良かったね

ソクヒョンの部屋を掃除していたウニは、ソクヒョンが中学生の頃に綴っていた日記を見つけてしまいました！日記を読んだウニは、ヨンシンがソクヒョンの初恋の相手だったことを知ってしまうのでした。ソクヒョンの部屋には、エイズに関する本もあって・・・ウニは、ポムがソクヒョンの実の娘ではないかと疑うのでした・・・

ボラム父が説得しようとしても、島の人々はヨンシンを許すことができません。「病気になってしまったのは、自分の力では避けられなかったことで、悪いことをしたわけではありません！犯罪者じゃないんです。一生懸命、私たちなりに頑張って生きてきたんですけど、ある日運悪く病気になってしまったんです。」とギソに言われた言葉を借りて島の人々を説得しようとするヨンシン。
「迷惑はかけません。ひっそりと暮らします。私たちもここで暮らす権利があると思うんです。」と言ったヨンシンを島の人々は叩いたり、引っ掻いたりするのでした・・・

島の人たちに殴られたことを黙っていたヨンシンでしたが、ギソはヨンシンの顔の傷を見て気付いていました。「辛かったら島を出よう。じいさんは俺が何とかケアするよ。」と言いました。「今隠れたら、一生隠れて生きることになる。ポムには堂々と生きなさい！と教えたいの。病気ってだけで、悪いことなんかしてないもん！」とヨンシン。

「ポムは、あなたの娘よね？」とウニに言われて動揺するソクヒョンなんですけど、「この前買ってきたベビー用品、ポムのでしょ？今まで何もしてあげられなかったから・・・親子の縁は切れないのよ！今すぐ行ってあげなきゃソクヒョンさん！」と言うウニに「2度はダメだ。1度は捨てたけど、2度はダメなんだ。天罰が下っても、それはできない！」とソクヒョン。（2度目＝ウニとの子供）すると、ウニは、妊娠していないことを打ち明け、ソクヒョンに別れを告げるのでした・・・

ソウル土産のダブルバーガーをお友達に届けようと学校へ行ったポム。学校では子供たちが「ポムの体の中には悪魔が住んでるんだ！だから、僕たちが助けてあげないと」と話していました。ポムが子供たちに近づいて行くと、「悪魔を退治しなければ！」と子供たちがポムめがけて石を投げようとします。そこにソクヒョン母がポムを助けに駆けつけ、ポムの代わりに石に当たりました

そんなところで、第11話終了です

ソクヒョン母、実の孫であるポムのことを愛しく思えるようになったみたいですね。