何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

実際の電波をスキャンしてみました

2019-06-04 16:39:15 | 電子工作


2019/06/03(月曜日) 晴れ


スイープVFOが出来上がったので実際の電波をスキャンしてみた。
対象の電波は250MHzぐらいから350MHzぐらいの間だ。
今日はローカルの基地と上空を飛行する自衛隊機との交信があるはずだ。
交信するチャネルはこの周波数は範囲にあるので都合がいい。


先日、テストオシレータのシグナルで実験したときは検出されたパルスは下向きに延びる。
これはAM検波のダイオードの極性がマイナス出力になっているからだ。(AGC回路を考慮して)
まぁ、AGC回路なんてまだまだ先のことだからここはひとまずプラスで出力するように直そう。



ダイオードの向きを反対にするだけ・・・・・



テストの結果では上向きに伸びているので大丈夫だ。



テストの前にIF増幅回路が正常化どうか確認した。
一応、テストオシレータを使って10.7MHz増幅回路の動作は確認してあるが、心配だ。
VFOのバリキャップにスタティック(静的)な電圧を加えて一定の周波数を発振させてLOCにする。
そしてその発振周波数を受信周波数(+)(-)10.7MHzに合わせてミキサーに送り込むもだが、
何しろその発振周波数範囲は100MHzぐらいある。
ダイヤルに手をかけただけで周波数が変わってしまう。
やっと受信できた…と思って手を離したらそれでもう周波数が飛んで聞こえなくなってしまう。

そんなテストの様子を動画でご覧ください。





実験の機器構成はこんなもの。
電波が出ているかの確認はPCレシーバ(メーカー製オールバンド)で行う。




実験を始めた。
先ずPCレシーバーで電波が出ているかどうか確認する。
このPCレシーバー(もう相当昔のもの。 Windows98で使っていた。)はメーカー製だからちゃんと受信できる。
そしてバンドスコープで回りの電波も確認できる。(でもバンド幅は最大で200KHzしかない。)
目的の電波が出たかどうかは一目でわかる。


目的の電波が出たときのパソコン画面。
パルス状の波形が2本出ている。
1本は鋸歯状波の波高値が6.3V付近に、もう一本は4.3V付近にある。
バリキャップに+6.0Vが加わるとVFOは331.3MHzを発振するから、6.3Vなら大体334MHzぐらいだろう。
とすると、IF周波数10.7MHzを得るには受信電波は323.3MHzか344.7MHzになる。
フーン、“323.3”は“322.2”に近い値だ。
このパルスは322.2MHzの電波の検波出力に違いない。




もう一つの鋸歯状波4.3V付近のVFO周波数は310MHzだからイメージかなんかだろう・・・
322.2MHzの電波が消えると両方のパルスが同時に消えるから関連があるのは確かだ。

そんな受信確認の様子を動画でご覧ください。





322.2MHzの電波が出たときはこんなパルスが出るのが確認できた。
あと、3チャンネルの電波を確認しなくてはならない。
低い周波数の方(250MHz付近)は確認が出きたが整理がまだできない。

それに変なノイズのパルスが出てくる。
常時出ているわけではない。
どうもバイクのエンジンから出るような感じだが?????

それからCB無線????らしき交信が入ってくる。
どうも変な特徴のある話し方で長時間続く。
何回か中断するが、会話の様子はいつも同じだから同じ人の会話だと思われる。
音声はモゴモゴ・・・で内容はわからないが、「えーと・・・」とか笑い声はそれとなくわかる。
RFアンプとかミキサーの電源を落としてもモゴモゴは聞こえる。(電源の有無には関係なくIFアンプが
動作していると飛び込んでくる。)
アンテナ入力を外せばモゴモゴの信号は消える。
他の受信機にはこの信号は入ってこない。
このIFアンプにだけ飛び込んでくるみたいだ。
これが出るとテストはとてもやりにくくなってしまう。

これらの現象も整理して後日アップしようと思っています。

















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする