子育て堂

おとうちゃん劇団員、おかあちゃん保育士
高校生・中学生・2歳児・ワンちゃん
小さな我が家は子育て堂(^^)

とどのつまりは。

2006年02月03日 21時09分36秒 | メッセージ
面倒くさいものなんです、子育てって。
毎日歯磨きしたり、お布団あげたりのように
毎日のことですから。

2~3年前でしたか、山岡三子さんがご結婚されたとき、
所ジョージさんが山岡さんへ贈られたメッセージは次のようなものでした。

面倒くさいことが=楽しい
大変なことが=楽しい
忙しいことが=楽しい

本当の「楽しい」はひとつひとつの積み重ねであり、
乗り越えたとき、先が見えたときの喜びであり、
案外振り返ってはじめて気がつくものなのかもしれません。

面倒くさがっていたら、
本物の「楽しさ」は味わえないということですな。

お母さんも成長する。

2006年02月03日 07時56分43秒 | 親と子のコラム
ユニークなお母さんがいらっしゃいます。
なにがユニークかというと、
手作りの問題を作ってお子さんに持たせてくださるのですが、

「この問題解けるものなら解いてみろ!」
というようなことが問題のはじめに書かれているのです。
また、お子さんへのお誕生日のメッセージには
「**(自分の名前)にお年玉くれてありがとう。
□□(お子さんの名前)も大きくなったなぁって思ったよ!
(以下省略)**より」

当時、お子さんはまだ1年生でした。
面白いお母さんだなぁというより、ちょっと呆れモードだったのですが。

今年の秋でしたか、
その子がよその車に傷を付けてしまうという出来事が起きたとき、
そのお母さんどうするかなぁと心配していましたら、
(なぜなら、翌日は「ひとりで謝ってこい!」と母ちゃんに言われたと
その子が途方にくれていましたので。)
翌々日、お母様が仕事帰りに立ち寄ってくださって、
「先生、どこんちの車か教えてもらいたいんだけど。
やっぱりさ、うちも車に傷つけられたらいやだし、謝ろうと思うんだ。」

「じゃ、お母さんにおまかせしますね。よろしくお願いします。」

翌日、その子がクラブへ来て、
「先生、車のおばちゃんに母ちゃんと謝りに行ってきたよ。
おばちゃん許してくれた。」

その件以降、少々落ち着きのなかったお子さんが落ち着きを見せ始め、
最近ではすっかり2年生のお兄さんぶりを発揮しています。
そりゃ時々羽目を外しますけど。

お母さまが前向きに問題を受け止めてくださったことが
やはり大きく影響しているのだと思いました。

そして今年のお誕生日のメッセージは、
「いつも帰りが遅くなってごめんね。
でもお留守番をがんばってくれてありがとう。
(以下略)大好きな□□へ。ママより。」

そこにはママとの普段の関わりや、ママからのお願い(勉強はするんだよ)とか
「ママ」の心に溢れていました。

いろんな場面で
「さすが、お父さん。さすがお母さん。」の場面を見せてもらえます。
考え方までも素敵に変わっていくご様子もうかがえたりして、励まされます。

私は
「きみのことならちゃんとわかってるよ。」と言える親になりたいですね。
あたたかく見透かしてますわよ♪って感じのね。

それには、やっぱり出来事をガシッと受け止めること。
受けたボールは一番確かな方向へ投げ返すこと。

人はみな、日々学びで日々成長なのでしょうね。

危機感

2006年02月03日 07時17分23秒 | 日常のヒトコマ
クラブでいつも終了間際までママのお迎えを待っている1年生の男の子。
ちっこくて、かわいい子です。
いつも私たちの膝の上にちょこんと乗っかってくるお子さんです。
さて、ある日いよいよ「ひとり帰りデビュー!」を迎えました。

自分で帰り支度をして、何度も「先生ボクひとりで帰るよ。」
「もう帰るよ。」と言ってまっすぐ前を向いて帰っていきました。
姿が見えなくなるまで私たちも見送りました。

そして次の日。
「大丈夫だったね。えらいね。」というと、
ちょっと得意げに「うん。」と。

ママがお迎えにいらしたので
「昨日は**くんよくがんばりましたよね。心配だったでしょう。」
とお話しするとお母様が
「どうだった?って聞くとね、
『きけんがいっぱいだった。』って言うんですよ。」
とお話ししてくれました。

緊張していたんだろうね。

飛び出さないように気をつける、とか
曲がり角では気をつける、とか
信号では青になっても一呼吸おく、とか

小さいうちからちょっとした危機感を持つことも
大切だよな、と思ったのでした。

ちょっとした緊張感で自分を律することができるのだから。

無駄な危機感は持たなくてよいけれど、
物事をすっと別の角度から見る力があるのは
すばらしいことです。自分自身を守るためにね。

徐々にひとりでのお帰りに慣れて、
またひとつそれが大きな自信に繋がっていくのだと思います。