7月 9日

2018-07-08 15:04:36 | Weblog
                (  浅草四万六千日・鬼灯市  )



9日、10日は浅草浅草寺の四万六千日。このご縁日の日に御参りをすれば四万六千日の功徳を得られると言い伝われています。
雷除けの御守の授与もあります



ほほづき市のほほづき雨に濡れて来し          細見綾子



炎立つ四万六千日の大香炉                水原秋桜子



水上バス鬼灯市へ橋くぐる                綱川恵子



スカイツリー四万六千日の晴れ             佐藤とみお



風煽る四万六千日の雨                 中山敏彦



どの顔も浅草の顔四万六千日               こころ




          
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7月 6日 

2018-07-05 19:07:49 | Weblog
                (  入谷朝顔市  )



東京の風物詩、入谷鬼子母神の朝顔市が始まります
ご承知の通り「朝顔」は秋の季語となっていますが
朝顔の別名が牽牛花、この牽牛は七夕の彦星の別称ですから
七夕に縁深い花と言えましょう
その7月7日の七夕を挟んで今日6日から8日までの開催となります




始発電車の窓明け朝顔市に行く          菖蒲あや



朝顔市団十郎の渋きさま             小西和子



下谷二丁目朝顔市へ路地抜けて          坪見美智子



着流しの小粋な会釈朝顔市            岸本典子



切火せし朝顔市の護符賜ふ            佐藤とみお



鬼子母神朝顔市で賑はへり            福田邦子



朝顔市明日咲く莟選りて買ふ           川瀬清子
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7月 5日

2018-07-04 20:18:16 | Weblog
               (  夕菅・黄菅・日光黄菅  )



海鳴りや黄菅群れ咲く葦毛崎           栗田やすし



夕菅の芽吹けり水の中にまで           都合ナルミ 



夕菅や単線果つる海の町             舩橋 良



夕菅の風に向き替ふ信濃かな           土方和子



古道跡石に黄菅が咲くばかり            鍵和田釉子



夕菅やつぎなる湖ヘカヌー抱き           中戸川朝人



夕菅の野より奈落となる樹海            桑田青虎



日光黄菅後姿の夏を見き              川崎展宏




          



          武蔵野黄菅
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7月 4日

2018-07-03 19:07:16 | Weblog
                 ( 夕顔・夜顔 )



写真の夕顔はウリ科の植物でカンピョウを獲るもの、下の写真夜顔はヒルガオ科の植物で
全く違うものですが、夜顔をユウガオを呼ぶこともあるようです




百姓の渋きしはぶき夕顔棚            細見綾子



夕顔に母よ短い杖ついて              三橋鷹女



夕顔や櫛すべりたる洗ひ髪             鷲谷七菜子



夕顔の終の一花や訃のしらせ           漆畑一枝



夕顔の襞解くまでのうすみどり          平松公代



夕顔や連歌師来たる滝之坊            中川幸子



夕顔の地に触れて咲く雨上がり          丹羽康碩



夕顔のとどまりがたき花の数            中村汀女




          


           夜顔
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7月 2日

2018-07-01 20:35:33 | Weblog
      (  半夏生・半夏・半夏雨  )時候・七十二候の一つ・写真は烏柄杓、半化粧とも半夏生とも呼ばれている



漱石の座禅の寺や半夏雨             栗田やすし



隧道に苔の匂ひや半夏雨             国枝隆生



門前に智恵の餅売る半夏かな           小長哲郎



半夏生切口白き杉丸太              井沢陽子



能楽堂松に降り込む半夏雨            石川紀子



金槌で砕く黒糖半夏生              関根切子



咽赤く鴉鳴きをり半夏生             利行小波



味噌樽にたまり滲み出す半夏生          倉田信子



半夏雨上総暮しに慣れし庭            武藤光晴



半夏雨芥漂ふ渡船跡               日野圭子



医者嫌ひ通して傘寿半夏生            鈴木みや子



犬の子の長き手足や半夏生            前野一夫



抜かれゆく釘丸く反る半夏生           山 たけし



親知らず歯のうずきをり半夏雨          尾関佳子



フルートを遺影に奏づ半夏雨           松本恵子
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7月 1日

2018-07-01 06:30:02 | Weblog
               ( 山開き  )



枇杷の種弾みて富士の山開き           飯田龍太



お山開きし甲州街道となりにけり         富安風生



撒く塩の草に音たつ山開き            福田甲子雄



革靴で巡査来てゐる山開             栗田せつ子



山開幣振るたびに霧動く             長江克江



玉串は早苗よ苗場山開き             山下智子



指切れるほどの流れや山開き           生田美貴子



穂高背に開山祭のホルン鳴る           小田智子



護摩焚の煙の太し山開              中村たか



日を浴びて切幣舞へり山開き           藤田岳人



山開一位の枝で祓はるる             平松公代



木道にかはす笑顔や山開き            こころ
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6月 30日

2018-06-29 19:01:54 | Weblog
            (  梅雨明・梅雨あがり・送り梅雨・出梅  )



鵜の眠る闇深々と送り梅雨            栗田やすし



梅雨明けの潟の光が街裏に            沢木欣一



梅雨明けの夕日丹沢山に落つ           細見綾子



梅雨明や義歯はめて終ふ旅仕度          丹羽康碩



病む妻へ玉子粥炊く梅雨の明           石原筑波



茹卵つるりと剥けて梅雨明くる          篠田法子



若冲の鶏の白さよ梅雨明くる           栗田せつ子



病名のまたひとつ増え梅雨の明          丹羽一橋



母の髪手櫛で梳きぬ送り梅雨           村瀬さち子



仔狐が畑に顔出す梅雨あがり           右高芳江



癒え兆す夫の笑顔や梅雨明くる          前田史江
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6月 28日

2018-06-27 20:08:54 | Weblog
               (  百合・笹百合・鬼百合・透し百合・鉄砲百合・山百合・鹿の子百合  )



佐渡の百合海の夕日の色なせり           栗田やすし



百合咲きていまだ花粉をこぼさざる         細見綾子



バケツに百合煙草を買いに産屋より         沢木欣一



笹ゆりや嶺に白雲わき出づる           小石峰通子



山腹を覆ひて揺るる百合百花           横井正子



故郷の山百合庭に開きけり            中村たか



曲り屋の茅葺屋根に小鬼百合           山下智子



白百合の初咲き供ふ夫の墓            門村鈴子



山百合の倒れて花をもたげたる          中山ユキ



姥百合に埋もるる谷間一揆の地          上杉美保子



笹百合に風立ち木曽の雨上る           坪野洋子



括られて鬼百合はみな俯ける           鈴木 文



笹百合や棚田の水の響き合ふ           若山智子



薬屋の百の抽斗百合の花             太田滋子



喪の家の白百合の香とプッチーニ         奥山ひろ子



白百合や息詰めて読む兵の遺書          上杉和雄



黒百合は古九谷のいろ三つ咲く          山 たけし



笹百合や工女の碑より飛騨見ゆる         長谷川雅子



山裾の笹百合匂ふ峡の晴             山田悦三




          








          




          
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6月 27日

2018-06-26 19:02:20 | Weblog
               (  南瓜の花・花南瓜  )



花南瓜角逞しき島の山羊             栗田やすし



花南瓜農夫に読まれ本白し            秋元不死男



舟小屋のうしろ日蔭の花南瓜            上村占魚



這ひ上り茶畝またげり花南瓜           松本恵子



花南瓜近江水路に蔓延ばす            小栁津民子



徒花の多き南瓜の咲きにけり           小原米子



授粉せり南瓜の花を広げつつ           藤田岳人



人影なきフクシマの地に花南瓜          近藤文子



稲藁を敷かれ南瓜の花盛り            市原美幸



境なき本家と分家花南瓜             上村龍子



神の田へ蔓伸ばしたり花南瓜           篠田法子
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6月 26日

2018-06-25 19:02:19 | Weblog
                 (  とまと・蕃茄・青トマト  



妻も濡る青き蕃茄の俄雨               山口誓子



青トマトすくすく伸びし童女の背           相馬 遷子



帰省子にトマトの青も門辺なる            岸 風三楼



風垣を二重に能登のトマト畑             矢野孝子



まだ青きトマト鴉が食ひ荒す             小原米子



朝市のはちきれさうなトマト買ふ           上田博子



鈴生りのトマト小粒や基地の畑            砂川紀子



起き抜けに摘む鉢植ゑのミニトマト          鈴木真理子



トマト熟る海より低き干拓地             平松公代



塩振つて初生りトマト頬張れり            藤田岳人



父母に冷やして供ふ茗荷汁              河村惠光



二階より駈け来よ赤きトマト在り            角川源義



白昼のむらくもよもに蕃茄熟る             飯田蛇笏




          
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