8月 17日

2024-08-17 04:23:47 | Weblog

                    南蛮ギセル・思草・おらんだぎせる・きせる草

 

 

 

 

             イネ科やカヤツリグサ科のススキ、ミョウガ、サトウキビなどの植物に寄生する一年草。

             花の姿からその名がつけられた、別名ナンバンギセル。日本を始め中国、アジアに広く分布する。

             七、八月頃淡紫色の筒型の花を横向きにつける。万葉集にもその名が出てくる。

 

 

 

 

                     

 

 

 

 

          おらんだぎせるといふ花ありし絹の径      細見綾子

 

          思草触れば横にくび振れり           河原地英武

 

          万葉の径の静けさ思ひ草            国枝洋子

 

          南蛮ぎせる庭の芒に潜み咲く          山口茂代

 

          きせる草伊良湖港の岬山に           夏目隆夫

 

          うす紅のひしめき合ひて思ひ草         福田邦子

 

 

 

 

                     

 

 

 

 

          異草にまぎれてかなし思ひ草          富安風生

 

          夜々を咲くなんばんぎせる芸者の死       高井北杜

 

          姨捨やいつも横向く思ひ草           栗原春人

 

          思草いろをはじめのいろはうた         森 澄雄

 

          額に皺よせて南蛮煙管かな           川崎展宏

 

          重ね着のいちばん下は思草           直江裕子

 

 

 

 

                

 

 

                  サイトから一部資料・写真お借りしています    

 

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