6月 30日 

2020-06-29 13:08:24 | Weblog
                       夏越(なごし)・茅の輪・夏祓・形代流す


          


     旧暦の6月末に行われる「夏越の祓」は、半年分のケガレを落とす行事で、この後の半年の健康と
     厄除けを祈願します。由来は神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらひ)にまで
     遡るそうですが、新暦に移った現在でも、6月30日ごろ日本各地の神社で行なわれている伝統行事です。
     写真は東京深川富岡八幡宮の夏越の神事です


     大茅の輪傷む足よりくぐりけり          二村満里子


     拝殿の御籤先づ引き夏祓             上田博子


     音たてて白絹裂けり夏祓             中村たか


     日を弾く禰宜の木靴や夏祓            武藤光晴


     老友と旅の茅の輪を潜りけり           安藤虎杖


     雨傘をつぼめ茅の輪を潜りけり          関根近子


     山の端に輝く夕日夏祓              松本恵子


     山裾の社に小さき茅の輪かな           夏目悦江


     里宮に響く夏越の触れ太鼓            内田陽子


     夕まぐれ茅の輪くぐりて鳩あそぶ         山下美恵


     ごめんねと言ふ母を負ひ茅の輪かな        高橋ミツエ



          


     あをあをと津軽が匂ふ茅の輪かな         鈴木鷹夫


     いびつなる島の茅の輪をくぐりけり        岸田稚魚


     茅の輪くぐり星降る夜空詣でけり         星野立子


     顔舐めて横浜の猫夏祓              大木あまり


     のれんかけ替へて夏越の祓かな          吉田みち子


     車椅子の母と夏越の祓受く            熊田鹿石




          


     惜命や形代に息吹きかくる            清水弓月


     形代を流して瀬音高鳴れり            日野圭子


     形代となりて流るるけさの夢           桜井千種


     風に逆立ち形代の流れ出す            鷹羽狩行


     形代に書きて佳き名と言はれけり         片山由美子


     蓮田風起ちて形代流しかな            石田波郷



     人形(ひとがた)とは、人の形を模した紙の形代(かたしろ)です。人形に自分の名前や年齢などを書き、
     それで体を撫でて人形に罪やケガレを移し、身代わりとして神社に納めます。
     人形を川に流したり、篝火を焚いたり、水や火を使う神事で清め、厄を落とします。
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