10月 9日

2019-10-08 14:46:29 | Weblog
            稲架・はさ・稲城・はさ木・田母木・稲棒



     稲架襖裾の越後の子守唄            細見綾子


     棒列ね屋根より高き稲架襖           栗田やすし


     鉤の手に登呂田巡らす稲架襖          中村修一郎


     稲架襖抜けて小原の芝居見に          都合ナルミ


     どこからも海見ゆる隠岐稲架組めり       国枝隆生


     没日中谷戸の掛稲黄金さす           武藤光晴


     隠岐やいま風穏やかに稲架高し         磯田なつえ


     稲架干しの赤米濡らす小雨かな         谷口千賀子


     稲架干しの稲の匂へる峡の晴          上杉和雄


     木曽谷や田毎に伸ぶる稲架の影         坪野洋子


     旧道は稲架掛けの径奥三河           内田陽子


     帳場まで掛稲匂ふ越の宿            横森今日子


     み仏の多き湖東や稲架襖            小長哲郎



          



     群稲棒一揆のごとく雨に佇つ          角川源義


     荒縄の結び目揃ふ山の稲架           篠田悦子


     単線となりてより増す稲架の列         秋川ハルミ


     棒稲架も冬囲も風の雄物川           石原八束


     棒稲架の影つきささる開墾田          植田 桂子


     棒稲架や母には遠き衣川            岸風三楼




          


           棒稲架
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