昨日ある会議に出ていて、会場から様々な角度からの意見が出た。趣旨と逸脱したものも含めて、いまさら感のある根本問題まで火がついて、収拾が困難に思えた。僕は何故か役員になっていて、まったく先が思いやられる。大勢で物事を決めるのは限界があるな、と素直に感じたわけだが、考えてみると、それが民主的手続きであるわけで、実に効率が悪いからこそ成り立っているということなんだろうとも思った。もちろん根本問題としては、落とし所を見つけて合意しなくてはらならないのだが、ゴネる発言者に対しては、最終的に問題点は先送りにされるのが見てとれた。それが合理的判断なのである。
システムとして何もやらないことを選択する理由は、このような民主的背景がある所為なんだな、とも思う訳で、これって危険思想だろうか。