カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

辰野・万五郎そば

2009-06-12 | 
 長野に行った折にはK又君にもお世話になった。彼の地元は辰野というまちで、天竜川というのか、とにかく大きくうねる清流の流れる静かな、蔵の多いところでありました。
 そこで案内されたのが万五郎そば。「まぐろ」とも読むそうで、この地区の名前のようである。趣味が高じての店ということらしく、石臼を回す機械から店舗自体まで手作りなんだという。そんなこと言われないととても分からないような小奇麗で落ち着いた店で、一緒に連れてこられた皆で、へえ~、という感嘆符の連続でありました。K又君の故郷という興味もあるせいか、なんだかぐるぐる車で回っただけなんだけど、桃源郷のようであり、単なる民家のようでもあり、なんか本当に不思議なところに連れてこられたような感じがしたのだった。
 とにかくワサビは汁(つゆ)に溶かしてはならないというきつい教え(彼にとって九州人がそうする所作がどうしても許せなかったのだろう。まあ、後に理由は分かるのだが)を守って、最初にワサビをそばにまぶしてから食べる。流石に最初はワサビの辛いだろう恐れからなんとなく半信半疑だが、すすってみて香ってくる風味の素晴らしさに、またしてもほお~、なんて感嘆符をもらさなくてはならなくなるのだった。そば自体も繊細な細切りで、風味が格別な上に、まさに清流沿いの土着に根ざしたしっかりした蕎麦らしい風格があるのだった。なるほどやっぱり蕎麦どころの蕎麦で、なおかつ蕎麦好きが食べたくなる蕎麦なのだろう。大盛りで食べがいもあって、すっかり満足できました。
 あとからK又君の会社にもお邪魔して、流石に先代から伝わる職人気質の古いしっかりした建物に感心し、そこでK又君のお母さんから「万五郎そば」の汁について注文したこだわりの話を聞いて、さらにやはり親子だったのだなあなどと深く感心した。蕎麦の味を引き立てるだけでなく、甘ったるくしつこく残らないツユに対する注文は、K又君のお母さんのご助言も含まれた味だったのだ。
 妥協を許さない厳しさもありながら、なんだか同時にやさしさも感じられたひと時を過ごせた。改めてどうもありがとう。辰野は、またゆっくり訪れたい特別なまちとなったのであった。
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4 コメント

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Unknown (まつたけクワガタ)
2009-06-12 10:48:11
紹介ありがとうございます。
もう少しゆっくりしていただきたかったのですが、駆け足の観光になってしまい、すみません。
他県の皆さんからみると、辰野も良くみえるのでしょうか・・・
故郷なので好きな町ではありますが、ただの田舎町で、皆さんに賞賛いただくと恥ずかしかったりします。

また、ゆっくりと遊びに来てくださいね。
次は、伊那食品に行きましょう。
Unknown (korin310)
2009-06-12 11:36:14
まつたけクワガタさん
その節はどうもお世話になりました。本当に正直にいいところだと思いましたよ。冬の寒さを知らないので言えるのかもしれませんが、こんなところで清流に戯れて釣りでもできたらどんなにいいだろう、なんて想像してしまいました。
Unknown (takatosi)
2009-06-14 22:21:46
わさび農場の道すがらの”爆釣!”釣堀がムチャクチャ気になってます。

伊那食品、上高地、幸せのカギ、蔵~(笑

Unknown (korin310)
2009-06-15 08:12:08
takatosiさん
わさび農園も想像以上になんか迫るものがありましたね。なんでもわさびにすりゃあいいってもんでもない気もするけど、まあ、わさびだからいいか。
清流がやたらに流れているのに釣り堀に行くっていう気がるさがまたいいんじゃないですか。結構人がいたことからも、うじゃうじゃいるのかもしれませんね。

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